CB650R e-clutch って発売されましたよね?
パーソナルコンピューター。人呼んで「PC」。
話は少し逸れるが、1995年11月には、あの「Windows 95」が登場する。だが、その頃の俺たちにとっては、パソコンなど夢のまた夢。唯一の相棒といえば、電卓。こいつを片手に、ひたすら数字と格闘する毎日だった。ただし、平成の時代には、報告書は「手書き」から脱却し、「ワープロ」に移行しつつあった。俺のワープロは、当時の俺にとっての救世主であり、フロッピーディスクにデータを保管できる機能には本当に助けられた。
1年半にわたる取引データを分析し、報告書を仕上げるのにはさらに3か月を要した。毎日2時間ぐらいずつ残業して、報告書と付随資料の叩き台が完成した。当社一悪筆の俺だが、ワープロで書くと何となく説得力がある。
さて、東京支店の年間外国為替取扱高は、ざっと4億ドル(400億円)。一部上場企業を含む大手の取引量は毎年一定である。その理由は簡単だ。こちらの担当者も、彼らの年間持ち込み量を完全に把握しているからだ。期末が近づけば、「○○米ドルが足りていませんので、よろしくお願いします」と、半ば営業とも取立てとも言えぬ電話が飛び交うのがお約束だ。これも商社マンの務めというやつだろうか。

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