井上靖さんの猟銃
中谷美紀さんの猟銃を演じたということで早速読んだ。
薔子、みどり、彩子の3人の女性が三杉穰介にあてた手紙で小説は構成されてた。
これを中谷さんが一人三役で演じたってそういうことかと納得。三杉穰介役のバリニコフさんは後ろでダンスで表現されてたというが実際はどのように演じられていたのか気になった。だって小説にはあまり三杉自身の事は書かれてなかったから、これを想像し言葉ではなく演技だけで表現するって興味しかない。
時代ゆえかなあって思ったりもするし、この手の話は平安の時代にも令和の時代にもありそうな普遍的な内容ではある。
こういう話オペラにもなっても面白いだろうなと想像して読み、後で調べたら過去にオペラになってたらしい。見て見たいものだ。
こちらの文庫本は他に闘牛と比良のシャクナゲというのもあったんだが、途中まで読んで頭疲れてしまった。ま、どっかで自分と接点あった時改めて読めばいいやと思う。
私が高校生かその前か、敦煌という映画があった。私は見た事はなかったけれど当時人気だったのは覚えている。井上靖さんの作品だったのかあとはじめて知った。