cayenneturbo2011のブログ -712ページ目

並行輸入車のメリットとデメリット 

『 並行輸入車のメリットとデメリット 』 この検索キーワードで驚く

ほどのヒットがありますね。しかしながら何故か否定的な意見が

多く書かれていますね。実際、かつて並行輸入車を乗られていた

方がディーラーへの入庫を断られたり、嫌な思いをされた方の

書き込みが多いのでしょうか。


昨年のベンツを例に、私が感じるメリットとデメリットをまとめます。


メリット

①圧倒的な価格アドバンテージ(私の場合D車比較で600万安)

②国内法規対策がきわめて簡単(いわゆる光軸対策のみ) 


デメリット

①メルセデスケア( 私は過剰と考えるが)のような保証がない

②三年以内の売却など、短期所有時のリセールが不透明

③部品によっては、正規ディーラーに入庫しコーディング

 (SCNコーディング)をしなければ部品として動作しない

 のでディーラー入庫必須となる場合がある。

④かつてのようにオーディオ換装できない車両が多いため

 純正ディスプレイに外部入力経由でナビ画像を映すなど

 ある程度電装系の知識が必要(好きな人にはメリットかも)


巷に広がる風説

①ディーラーに入庫を断られる。

 実際は私は他の並行車を積車で引き取ってもらっています。

 整備費用もフラットレートで見積もり後、値引きもあり。


②国内法規対策に膨大な費用

 私のベンツの場合は部品費用はゼロでした。

 一般的に光軸対策といわれるものだけが、

 実際行った国内法規対策でした。

 実はこれが大きな誤りで、光軸ではなくレンズカット確認対策

 というのが正解です。新規車検の場合も光軸試験はハイビーム

 でも構いませんが、必ずレンズカットも確認されます。

 フラットもしくは左上がりカットでないと合格しません。

 キセノンライト車両の場合、大抵の車両でテスターによる

 コーディングでフラット光軸に設定し対応できます。


③スペアキーが作れない

 現在ベンツにおいては国内正規ディーラーで並行車の

 スペアキーも作ってくれます。書類確認だけ手間ですが。

 アメリカ並行の場合、キーレスゴー周波帯も315Mzで

 同じなので、パニックボタンなしのキーレスゴー対応スペアキー

 が出来てきます。ヨーロッパ並行の場合はキーレスゴー

 非対応のいわゆる赤外線リモコンキーが出来てきます。 


④任意保険に入りにくい。

 東京海上、三井住友、あいおいなど大手では全くないと思います。 

 ベンツの場合車検証上の型式は -221171- (指定自動車と類似)

 となりましたので、D車と同じ額で入る事ができます。型式不明

 となった場合は高くなる事もありますので、型式をつけて登録

 できる車両は不明とならないよう注意しましょう。



購入の際に得た、圧倒的な価格アドバンテージ(私はD車比較で600万安)

を三年間で食いつぶすことがあるとは今のところ感じていません。

登録後八ヶ月経ち、走行7000キロですが、トラブルゼロです。


次回は  『 VINナンバーについて 』  の予定です。