並行輸入車のメリットとデメリット
『 並行輸入車のメリットとデメリット 』 この検索キーワードで驚く
ほどのヒットがありますね。しかしながら何故か否定的な意見が
多く書かれていますね。実際、かつて並行輸入車を乗られていた
方がディーラーへの入庫を断られたり、嫌な思いをされた方の
書き込みが多いのでしょうか。
昨年のベンツを例に、私が感じるメリットとデメリットをまとめます。
メリット
①圧倒的な価格アドバンテージ(私の場合D車比較で600万安)
②国内法規対策がきわめて簡単(いわゆる光軸対策のみ)
デメリット
①メルセデスケア( 私は過剰と考えるが)のような保証がない
②三年以内の売却など、短期所有時のリセールが不透明
③部品によっては、正規ディーラーに入庫しコーディング
(SCNコーディング)をしなければ部品として動作しない
のでディーラー入庫必須となる場合がある。
④かつてのようにオーディオ換装できない車両が多いため
純正ディスプレイに外部入力経由でナビ画像を映すなど
ある程度電装系の知識が必要(好きな人にはメリットかも)
巷に広がる風説
①ディーラーに入庫を断られる。
実際は私は他の並行車を積車で引き取ってもらっています。
整備費用もフラットレートで見積もり後、値引きもあり。
②国内法規対策に膨大な費用
私のベンツの場合は部品費用はゼロでした。
一般的に光軸対策といわれるものだけが、
実際行った国内法規対策でした。
実はこれが大きな誤りで、光軸ではなくレンズカット確認対策
というのが正解です。新規車検の場合も光軸試験はハイビーム
でも構いませんが、必ずレンズカットも確認されます。
フラットもしくは左上がりカットでないと合格しません。
キセノンライト車両の場合、大抵の車両でテスターによる
コーディングでフラット光軸に設定し対応できます。
③スペアキーが作れない
現在ベンツにおいては国内正規ディーラーで並行車の
スペアキーも作ってくれます。書類確認だけ手間ですが。
アメリカ並行の場合、キーレスゴー周波帯も315Mzで
同じなので、パニックボタンなしのキーレスゴー対応スペアキー
が出来てきます。ヨーロッパ並行の場合はキーレスゴー
非対応のいわゆる赤外線リモコンキーが出来てきます。
④任意保険に入りにくい。
東京海上、三井住友、あいおいなど大手では全くないと思います。
ベンツの場合車検証上の型式は -221171- (指定自動車と類似)
となりましたので、D車と同じ額で入る事ができます。型式不明
となった場合は高くなる事もありますので、型式をつけて登録
できる車両は不明とならないよう注意しましょう。
購入の際に得た、圧倒的な価格アドバンテージ(私はD車比較で600万安)
を三年間で食いつぶすことがあるとは今のところ感じていません。
登録後八ヶ月経ち、走行7000キロですが、トラブルゼロです。
次回は 『 VINナンバーについて 』 の予定です。