断酒を始めて1年は・・・ | 断酒てへ日常

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断酒を続けること、そのために断酒例会に毎日出席を続ける日々

 今日の例会で、昨年アルコール病棟に入院してから、休職して断酒に専念しています。だけどいずれ復職しなければならないけどその時に飲まずにいられるか心配だ。と言った話をしている方がいました。

 

 医者は、アルコール依存症の患者にまず3か月の入院をさせて、退院するときに1年は復職せず断酒に専念することを勧めます。患者それぞれの事情があるので、強要することはできないのですが、それを勧めます。と言うのも断酒を始めて間もないころと言うのは実にデリケートな精神状態で、ちょっとした心の揺らぎですぐに再飲酒してしまいかねないのです。ですから、ある程度、心の落ち着きが得られるまでは、何かと心を乱しかねない仕事をするなどを避けて、「断酒に専念」することが勧められるわけです。

 ただ、断酒する前に失業していたといった事情があると、退院してすぐにでも就職活動をしなければ、と言う焦りを持つ人もあるでしょうし、働かないと生活が成り立たないという人もあるわけで、そんな人たちは1年を待たずに仕事に戻っていくのです。まあそれで、仕事をしているから、酒の事など考える余地も無かったと、それでよかったという人もいるし、断酒の仕事もうまくいかないと迷走する人もいるようです。

 

 まあ冒頭に挙げた方は、復職とおっしゃっていたので、元の仕事に戻るそうで、慌てる必要はないだけに、着実な断酒人生を歩んで行かれるだろうと推察するのです。

 私はと言えば、58歳で退院したのですが、とりあえず1年は断酒に専念しました。それからどうしたものかと思ったのですが、入院前に2年間無職で連続飲酒をしていた時期があったので、すでに3年間全く働かなかったわけで、そこからフルタイムの仕事に復帰できる気がしなかったのと、あと1年貯えを切り崩したら年金生活に入れると思って、あっさり引退生活に入ることにしました。まあ2年ほどは節約生活を余儀なくされましたが、家族に捨てられた一人暮らしにはむしろふさわしかったようです。


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