フレッシュマンのシーズン | 断酒てへ日常

断酒てへ日常

断酒を続けること、そのために断酒例会に毎日出席を続ける日々

 昨日に新卒新入社員の入社式をやったと追う会社もけっこあったのではないかと思います。この時期新入社員の研修などに連れ立って移動していると思われる、真新しいスーツをまだ着こなしていない若い人を見かけることがよくあります。いよいよ社会に出て新たに仕事を始める人たちですね。

 私も大昔にはそんな新入社員でした。その頃の事を思い出すにつけ、新入社員さんたちは新たな世界に入ることで緊張しているとともに、新しい生き方への意欲を胸に秘めているでしょう。

 

 私が大学を出て就職した時の気持ちは、学生時代散々遊んできたのが、就職するともう学生時代の様に遊べないという寂しさが大きかったです。しかしそれと同時に新しい世界でどう生きていけるかと言う意欲も感じていました。

 

 新入社員と言っても人それぞれでしょうが、各々どう考えているのでしょうか。頑張ってバリバリ働いて、成果を出し、出世していくことが目的でしょうか。普通に働いて、世間並みに生きていくのが目的でしょうか。ただ首にならない程度には働いて、失業しないだけを目的にするという人もいるかもしれません。

 

 まあ多くの人には自己顕示欲と言うか承認欲求などとも言われるものがありますから、上司や同僚に評価されたいという気持ちもあって、そのために頑張って仕事をしていくのでしょう。成績を上げている会社と言うのは、社員に頑張る意欲を持たせている会社であるように思います。

 本人が頑張って、毎回その成果が出て、評価されればいうことは無いのですが、頑張っても成果が出ないこともあるし、評価されないこともあるわけで、そこで頑張った当人はストレスを感じることになるのです。まあ、世の中いろいろあるわけで、頑張ればいつでも成果が出るわけでもないし、頑張りがいつも評価されるわけでもありません。

 

 そんなストレスを感じた結果、もうやる気をなくして、頑張らなくなってしまうと、昇格しない、さらには解雇されてしまうということもあるわけで、ストレスを感じてもまた頑張らなければならないのが辛いところです。そこで出てくるのが酒と言うもので、ストレスを感じても、酒を飲んで酔っ払えば、とりあえずストレスの原因をその刹那は忘れて、眠ることができて、良く朝目が覚めたときにはまた頑張れるというありがたいものなのです。

 酒はかくもありがたいものなのですが、この社会で生きていると、とかく酒で忘れたくなるストレスが多くて、つい酒に頼りたくなることが多すぎます。その結果、酒を飲み過ぎ、それで眠れなくなったり鬱になったりで、それでさらに酒の量が増えるなんてことがあって、アルコール依存症へと転落していくのです。

 

 この社会で生きていきそれなりの評価をされ続けようとしたときに、酒の力を借りるのもまた当然の事なのですが、ただそこにはアルコール依存症になってしまうという陥穽に陥る危険が常にあることを認識していてほしいものです。

 

 私は適切な量に酒を抑えることができないままに酒を飲み続けた結果、アルコール依存症になってしまったわけで、これから新たに社会に出ていく人たちは私と同じ轍を踏まないでほしいと思います。

 少なくとも正確な酒の知識を身に着けて酒と付き合っていってほしいのです。 


 ランキング投票用のバナーはサイドバーに設置してありますが、リンクもつけておきます。