断酒14年表彰とカレンダー不採用語録 | 断酒てへ日常

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断酒を続けること、そのために断酒例会に毎日出席を続ける日々

 今日は所属する断酒会の合同例会で、月度ごとの断酒表彰が行われます。そこで今日は14年表彰がありました。今毎年表彰を受けている人では14年が一番長いのです(断酒期間がもっと長い人も一人いるのですが、その方は表彰を辞退されています)そしてさらに長い人たちもいたのですが、亡くなったり、例会への出席が困難になったとのことで退会されてしまいました。

 

 それで、私にとって14年前と言うと、職を失って家で連続飲酒を始めた頃でした。もう心身ともにアルコールに侵された、立派なアルコール依存症でした。でもそれから2年間連続飲酒を続けてようやく自分自身が「どうしようもない」と思いアルコール病棟に入院したのです。ほかの幹部も同時期入院したりしていたようです。

 

 我が会では12~14年というところが幹部であり、運営を担うところのようです。私もいつの間にかその範囲に入っていたのかと「驚いた」のですが、まあ思えば何年も会長を拝命していたのですから、そんなものなのでしょう。

 

 ところでカレンダーに採用されなかった語録 36~40です

 

 

36 「他に対する奉仕は事故の断酒の糧である」 松村語録では「他に」が「酒害者に」となっています。断酒の誓いには「断酒の歓びを酒害に悩む人に伝えろ」とあります。酒を止めてよかったという気持ちをほかの酒害者に伝えたいという気持ちになりますし、それを伝えることが己の断酒への力にもなるのです。

 

37 「自覚なき酒飲みの多い中で入会された勇気に敬意を表します。」多くのアルコール依存症者は医療にもかかりません。アルコール専門にかかるだけで、エリートだと言われました。さらにその内でも自助グループに属しようと決意する人はほんのわずかなのです。

 

38 「我々は全知全能の神ではないから、完全な断酒方法を説くことはできないが、敢えて言うなれば例会出席である。」この言葉は全断連版松村語録にはありません。医療関係者は、断酒会、など自助会に参加することを勧めます。そして例会には不思議な力がある、と言っています。断酒会の活動は例会出席だけなのにそれで、断酒ができるのです。

 

39 「私の屍を乗り越えて断酒運動に挺身してください。」全断連版では「断酒運動を益々発展させてください」となっています。松村氏は断酒会を発展させるために尽力されましたが、アルコール依存症者の常で、身体に不調を感じていて、十分に発展させるまで寿命が持たないことを感じていたようです。

 

40 「断酒は継続することが難しい。体当たりで実践しなさい」これも全断連版にはありません。断酒は継続が難しいです。だからこそ、常に努力を続けることが必要です。そしてそれを体当たりで実践しなければいけません。

 


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