
盛岡毅さん、
あなたの経営手腕を嫁、いや、家族と共にずっと見守っています。
USJの2001年開業時、僕と嫁はまだ恋愛の真っただ中でした。
当時は「アメージング・アドベンチャー・オブ・スパイダーマン・ザ・ライド」や
「ハリウッド・ドリーム・ザ・ライド」も無く、
開業1ヶ月後に訪れたデートにもかかわらず、パーク内は活気無く、
僕達自体も例外ではなく客層が映画コンテンツに対しノスタルジックな印象でした。
2003年に結婚、本場ハリウッドのユニバーサルスタジオへ新婚旅行に行った際も
全く同じ印象で、やはりパーク内は閑散としており、ディズニーとの違いは歴然、
団塊Jr~僕ら世代の映画を題材にしたテーマパークでは
若年層とのジェネレーションギャップは拭えず、集客の限界なのかなぁと思ったものです。
2004年に娘が誕生し、USJには数年間、足を運ばなくなりました。
それは盛岡さんの書籍にあるとおり、USJが子供連れで遊べるパークでは無かったからです。
バギーを押してパーク内をただ散歩するだけのファミリーにとって、あまりにも高い入場料でした。
(ジョーズのくだりは笑いました。うちと全く一緒です。)
2005年、2006年は子供を両親に預け、嫁とのデートに利用する事はあっても
子供連れでUSJに行った記憶はありません。
2007年、「ハリウッド・ドリーム・ザ・ライド」の導入、
2009年「マジカル・スターライト・パレード」導入をもってしてもパーク内はガラガラ、
「USJヤバいな、こりゃ潰れるなっ」って行くたび嫁と話してました。
ただ、パーク内は良い感じにガラガラなのでw
平日のアトラクションは待たずに何度も乗り放題、
暇つぶしにもってこいと年間パスを購入し始めたのはこの頃からだったと思います。
スヌーピーのグレート・レースに娘が乗れる様になりましたしね。
2010年、嫁の好きなE.T.が無くなり「スペース・ファンタジー・ザ・ライド」の導入。
「ト・モ・ダ・チ~」好きだったのになぁ・・・
でも、この頃ゴールドマン・サックスのTOBにより資本投入開始、
第三セクター時代との差がパーク内を支配する空気からハッキリと伝わり始めました。
そう、前置きが長くなりましたが、
昨日Kindle版をDLし、一気に読破した
「USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか?」そこで、USJ再建は盛岡さんの存在によるものが大きい事を知りました。


その後の、パークのV字回復は実際に家族ぐるみで体感している訳です。
書籍の内容については、今回はあえてamazon等に任せるとします。
ただ、盛岡さんの奮闘を目の当たりにしてきた僕にとっては、
この書籍は正直泣けます。
こみ上げる涙を押さえながら読んだビジネス書はこれが初めてです。
しかも、単なるピンチ&サクセスのストーリーではなく、
どうやって考えたのか?という思考方法やアイデア発想法も公開されています。
「世の中からアイデアを探して盗んでくることを真っ先にやることは、マーケティングをやる人間には絶対に必要だと思っています。誇りを持ってやるべきです」
妙に納得。僕も色々パクりまくりやしw
オズが無くなって、ユニバーサル・ワンダーランドの登場!!
小学4年生になった娘、3年生の息子が大好きなエリアです。
このエリアが出来たが為に、年間パス購入するファミリーも増加したのではないでしょうか?
以前にも増して、ベビーバギーを押した夫婦が年パスをゲートで提示している姿を目にします。

これからも、盛岡さんの活躍を家族みんなで見守り続けます!