ワイン造りというのは、何年、何世紀もの間に大きく変わっていく。
そして、それぞれが独自の哲学を持っている。
我々の哲学は葡萄の自然環境を最大限に尊重することだ。
そして、葡萄を食べたときと同じような美味しさを
ワインにそのまま受け継ぐということを大事に考えている。
我々が考えるワインというのは
フルーティーでエレガント、
そしてバランス良く、飲みやすいワイン・・・
葡萄の味がそのままワインに表現されている、
それをモダンスタイルなファルネーゼの偉大なワインと考えている。

そして、偉大なワインを造るだけではまだ足りない。
値段が高ければ皆さんが買えないからだ。
”偉大なワイン+グレートバリュー”
つまり、素晴らしい品質の高さを持っていなければならない。
かつ、手頃で買いやすい値段でなければいけない。
我々の造るどんなワインも、支払った金額以上の
クオリティが必ずあることが絶対条件だ。

通常はグレートバリューのワインと言えば
殆どの人が安いエントリーレベルのワインに対して
コストパフォーマンスが高いという風に考えてしまいがちだが、
我々は違う。
我々はどのレンジのワインにも
素晴らしいバリューを持っていなければならないと考える。
結果として、全商品コストパフォーマンスが良いという
圧倒的な支持の下
ベストワイナリーに何度も選ばれている訳だ。
【クオリティプロジェクトについて】
そして、私達の成功の中で、最大に重要なのが「クオリティプロジェクト」
品質管理のプロジェクトだ。
偉大なワインを造るためには偉大な葡萄畑が無ければならない。
しかし、400ヘクタールの広大な土地を一つの会社で所有する事は
偉大なワイン造りには好ましくない。
そこで我々は戦略的に契約農家と葡萄栽培をおこなうことにした。
我々は1社で広大な畑を所有するのではなく、
一軒一軒の小さな栽培農家と契約を結んで
その栽培農家に素晴らしい仕事をしてもらうという方法をとった。
栽培農家をどのように選定しているかというと、
畑の日照量、土壌のタイプ、葡萄の樹齢、農家の技量で選んでいる。

我々のアグロノミスト、栽培専門家、ワインメーカーが
それぞれの契約農家の畑をみてまわり
その栽培農家の持っている畑の中でも一番優れた2ヘクタール、
つまり一軒の栽培農家が
最大限の葡萄栽培ケアをするのにちょうど良い大きさで契約をする。
今日、我々が契約している農家全体の畑の広さは400ヘクタールだが、
それは300軒の栽培農家によって細分されている。
栽培農家には、畑で必要な作業を
だいたい24時間以内に行ってもらうようにしている。
また、収穫は全て手摘みで行ってもらう。
そして最大でも3日間で終えるようにしてもらっている。
このクオリティプログラムに参加している農家達は、
私達のやり方に非常に満足している。
何故なら、我々は葡萄の収穫量に対して報酬を支払うのではなく、
彼らと契約した土地の広さに対して、
通常栽培したときの2倍の報酬を支払っているからだ。
【パッケージングについて】
ワインにとって重要な側面のひとつがパッケージングである。
何故なら最終的に手にとって見てくださるのは一般消費者だからだ。
我々は消費者の同行について力を注ぎ、
お客様が何を求めているのかを常にリサーチしている。
パッケージングというのはワインのクオリティの高さを
デザインで表現しなければならないと考える。
もしお客様がワインの知識を持ち合わせていない、
或いは、近くに助言出来るスタッフがいない、
そういった場合、棚に並んでいるワイン自身が、
お客様にメッセージを送らなければならないからだ。
だから、ワインのクオリティ同様の外見を
持ち合わせなければならないと我々は考えている。

【葡萄の選別について】
葡萄の選別というのも非常に重要になってくる
●シーズン中に葡萄が実を付け過ぎてしまった場合、
または非常に乾燥していて葡萄に十分な栄養が行き渡らないときには
グリーンハーベストで収穫量を制限して品質を保つ。
●セラーに葡萄を潰れていない完璧な状態で届けるために
収穫は全て手摘みで行う。
●収穫した葡萄が重さで潰れてしまわない様にするため
小さなバスケットを使って運搬している。
このように完全な状態でセラーに届いた葡萄は更に選別を行う。
まず、緑色の茎や葉っぱといった、
味に苦みなどの影響をあたえる部分を完璧に取り除く。
そして、揺れる選果台で粒寄りをする。
ワインをノンフィルターで造るためにも
こういったことは重要になってくる。
また、この作業により、SO2の含有量を
非常に低く保つことが出来る。
(トップクウォリティのワインは2本の選果テーブルを使って選別する)
SO2の含有量を出来る限り低くするというのは非常に重要で
飲みやすいワインに仕上げるためにも大切だ。
また、翌日頭痛を起こすことも少なくなる。

【オーガニックについて】
カンタルッポ、この畑はOPI・モンテプルチアーノの畑だが
自社で持っている畑の中で最大の面積を誇る。
先程の契約農家の畑は最大で2ヘクタールだと話したが
ここはファルネーゼ社の単一畑で15ヘクタールある。
そして畑は100%オーガニックで栽培されている。
私達の選択したオーガニックの認証というのは
規定年数以上、全く農薬等を使わずに栽培した葡萄から
ワインを造られなければならないという規定があるので
我々はこの5年間、土壌の分析をしたり、無農薬栽培を続けてきて、
やっと2011年にOPIのリゼルヴァが全てオーガニック認証になった。

【プロモーションについて】

偉大なワインを造ったら、
そのブランドをプロモーションすることも大切だ。
自転車競技というのはファルネーゼの哲学と非常にリンクしている。
それはハードさが非常に要求されるスポーツだからだ。
我々はファルネーゼブランドを広める為に、
自転車チームとスポンサー契約を結んだ。
ここ日本では、自転車競技というのはまだ、
そんなに有名ではないかもしれないが
ヨーロッパでは非常に人気があり、イタリアで行われる、
ジロ デ イタリアというレースでは
170カ国にTV放送され五億人の人々が観戦すると言われている。

我々は毎年、
チームで最も素晴らしい成績を収めた選手に称賛の意味を込めて
ラベルに選手の写真をつけている。
そして、このワインは我々の造っているワインの中でも特に
コストパフォーマンスの高い
ワインでなければならないという風に考えている。
自転車の選手が常に勝ちたいと考えているのと同様に
我々もワイン造りで常に勝ちたいと考えているため、
世界中のコンペディションに出品し
様々な賞で勝利を勝ち取っているわけだ。

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