辛いことは重なるもので、
3月に父が他界したと思ったら、
今度は祖母が永眠しました。
そして、葬式から帰ってきたら、
仕事が山積みでした(泣)
働き方改革って、
組織全体では進めていけても、
個人個人で見ていると、なかなか難しいですね。
そして、残業しなくなった人も、
みんながそれで幸せになっているわけでもないのが、
もやもやするところ。
一体誰のための改革なのか・・・
さて、そんなことは置いておいて、
先日、柾目と板目について取り上げましたが、
そういえば、柾目のギターを見せてなかった、
ということに気づきました。
このままではイタメン呼ばわりされそうなので、
今日は柾目のギターも紹介します。
これでどうだ!
・・・写真の撮り方のせいで、
いまいち見づらいですが、柾目のネックです。
それにしても、このネック、
クラックだらけなんです。
画像だとこれまた伝わりづらいですが、
縦方向に無数に入っています。
いったいどれだけ塗装が厚かったら、
こんなことになるのか・・・
それでも、さすがに20年近く弾いているので、
部分的に塗装が退いてきています。
指板もいい感じのボルドーに変色しました。
購入したときはココアか?ってくらい明るかったのですが、
今は深い色を湛えています。
手垢の色かと思うと、ゾッとしますがね。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20180608/20/cavallinorampante512tr/e5/7a/j/o0960054014207310970.jpg?caw=800)
ボディもいい色に焼けてくれました。
この色にならないギターも多いんですよね。
元はオリンピックホワイトですから、
ある意味品質的にどうなんだ?って思いますが、
これはこれで悪くないと思っているのですが、
皆さんはどうでしょう・・・?
ちなみに金属部分はゴールドパーツに交換しています。
何故なら、きらきらぴかぴかが好きだからです。
(ムスメにも遺伝しました)
なお、この頃のフェンダーUSAのゴールドパーツは、
本当に素晴らしかったんですよ。
ネジもブリッジも。
何が素晴らしいって、
金メッキが極厚なんです。
木部の塗装は薄いほうが好みなんですが、
金属パーツは厚塗りが好きです。
どのくらい厚かったって、
トレモロアームがメッキが邪魔して穴に入らない(笑)
そのくらい塗装が厚いと、いい感じでゴールド部分が退いていくのですが、
薄いとすぐ下地になって、
風情もなにもないのです。
残念ながら、現在のフェンダーUSA製は、
ゴ○ーに外注か?ってくらい、
塗装が薄くなっていますので、
フェンダーロゴの刻印にこだわらないかぎり、
フェンダー製にするメリットはあまりないように
感じています。
・・・え、音の違い?
そんな細かいこと気にしてたらエレキギターは弾けませんよ?
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20180608/20/cavallinorampante512tr/5c/8c/j/o0960054014207310971.jpg?caw=800)
・・・と言いつつ、
細かいクラックの入り方で一喜一憂するのが、
ギター好きの矜持であります。
塗装は剥がしたら一キロくらいあるんじゃないか?
というくらいの極厚です。
・・・おっと、塗装の厚さだなんて、
また細かいことを気にしてしまいました(笑)
ちなみにこのギター、
ピックアップを死ぬほど交換していまして、
毎日一回は交換しないと気がすまない、
というくらい交換していました。
(ここ10年は落ち着いています)
もちろん、配線材やキャパシタもころころ変えていて、
あーでもないこーでもないと悩みまくった想い出があります。
結局のところ、気に入らなかったのは生音の鳴りの部分であり、
表面的な音色を変化させてもどうしようもない、
と言うことに気づくまで、
随分回り道をしたと思います。
もちろん、その経験が後日活きたとは思うので、
もしこのギターにコンセプトをつけるなら、
「青春の想い出」くらいでしょうか?
現在の音がどうかというよりも、
その個人的なストーリーによって、
大切なギターになっています。
ちっとも鳴らないけどね。
おわり