音楽と才能 | ギター徒然草

ギター徒然草

下手の横好き、ギター好きのアラフィフ。思いつくままに、練習のことや、音楽のことを綴っていきたいと思います。

才能とは:「物事を巧みになしうる生まれつきの能力」のこと


音楽において、自分には才能がない、とはよく聞くセリフ。

 

こちらは、「生まれつきの才能というのはなく、本人の練習量次第だ」という内容の記事。

 
上記の記事を読んで覚えた違和感が、そもそもの前提として、「ある一定のレベルになるまでの話」というのが抜けている点だ。
 
個人的には、たいていの人間は、何のジャンルであれ、トレーニングすれば、ある一定のレベルまでは到達できるものではないか、と思っている。
もちろん、できるようになるまでには、個人差があるが・・。
 
例えば、ギターで言うと、Fコードが押さえられなくて挫折するのはよく聞く話。
しかし、ここは、才能ある人のみが乗り越えられる壁ではなく、正しく、きちんと練習さえすれば、才能とは関係なしに、乗り越えられる壁ではないだろうか。
 
さらに進んで、ちょっと難しいコードを押さえたり、難しいフレーズを弾いたり、などの「フィジカル的」な壁は、記事の通り、練習量がカギで、生まれつきではないと思っている。
 
しかし、その先、ずっと進んでいくと、練習だけで乗り越えられない壁もあるのではないか。
 
もちろん、自分は、何かのすごい達人でも何でもないので、壁を乗り越えてない自分は、想像でしか語ることはできない。
が、人を感動させるフレーズを思いついたり、たった一つの音で人を感動させたり、など、練習量だけでは、乗り越えられない壁もある気がしている。
 
要は、いくら練習しても、誰しもが160kmの球が投げれるようになるとは限らない、と言う話が、音楽においてもあるのではないか。
 
乗り越えられた人は、「才能ではなく、練習ですよ」と言うかもしれない。
しかし、誰もが音楽のプロになれるわけでもない。
ある一定以上の壁は、やはり「才能」がないと、越えられないのではないだろうか。
 
ここでふと思ったのだが、そもそも、音楽的な才能は、先天的なものなのだろうか、それとも、後天的なものなのだろうか。
個人的には、両者が組み合わさったもの、という気がするが、この辺りは、未来永劫解明できない気がする。
 
まあ、才能が必要かどうかは、記事の「音楽が抜群に凄い人」が、演奏技術だけの話をしているのか、音楽家としてのトータルの話をしているのか、にもよるか・・・。
 
いずれにしても、素人が自分なりに音楽を楽しめるようになるためには、才能は関係ない、と信じている。
そう思わないと、やってられない(笑)
 

音楽ランキング
音楽ランキング