小岩川で撮影を終え、「SL日本海庄内号」があつみ温泉・53分停車の間に追い抜きます。
次に目指したのは、485系時代のいなほを何度か撮っている「小波渡」です。
「小波渡(こばと)」名前の響きが好きなだけでなく、私の鉄っちゃん人生で悲願となっている場所でもあります。それだけに今回ぜひとも撮りたい場所でした。
なぜ「小波渡」なのか?は後ほど。
「小波渡」の俯瞰ポイントに到着してビックリ!少し広く公園のようになっている場所には同業者でビッシリ。入る隙はありません。あつみ温泉の長時間停車でその前で撮られた方が多数集まって来てこのような光景になったと思われました。
以前、485系撮影の時に同業者多数で場所が確保できずここでの撮影を諦めた苦い経験がありました。今回も同様になる事も考えられたので、2m50cm以上高く出来る三脚と脚立を持参しておりました。
おかげで前面で撮っている人たちの後ろから頭越しに撮影することが出来ました。
1、C57180 9825レ「SL日本海庄内号」 小波渡~三瀬。

少しケムリも出ました。列車に陽が当たりませんでしたが、海に陽が届いてキラキラ輝きました。
晴れると逆光になる場所なのでこの位が良かったですし、海に届く光の筋&オレンジ色に輝く空が印象的でした。
2、別カメラは機関車アップで撮りました。

横切るケーブルやビームが少し目障りでしたがどうにか機関車にはかからずに済みました。
ここでなぜ「小波渡」にこだわるのか…?の話です。
この写真を見てください。
※羽越線「五十川~小波渡間を行くC57牽引普通列車」

別冊週刊読売1971年7月「日本の蒸気機関車」P54より 写真:内田広孝
私が鉄道に興味を持ち始めた高校1年の時に買った雑誌のグラビアとして載っていた写真でした。
私はこの写真を見た時、「こんな所に撮影に行って見たい」と思ったものでした。
食い入るように見たのが、この雑誌についていた「時刻表」です。

別冊週刊読売1971年7月「日本の蒸気機関車」付録より(一部抜取り編集)
撮りたい!と印をつけたのが
「C57牽引・直江津発秋田行き821レ」です。
この列車の小波渡発が14:41でした。そして今回の「SL日本海庄内号」は15:00頃の小波渡通過で時間差は約20分。ほぼ同じ時間の通過でした。
この写真を見て絶対行こう!と心に誓ったものの貧乏高校1年の身。結局撮影には行けず、翌72年3月にC57は羽越線から消えてしまったのでした。
「小波渡」という名前にも惹かれて「この地でC57」を撮りたいとの思いはずっと持ち続けておりました。
しかし五十川~小波渡は線路が変わってしまったことで海と絡めて撮る事は不可能に。「小波渡」」という名で撮れるのはこの「小波渡駅北方」になりました。
「小波渡」で485系を撮った時から
「C57がここを走る時は絶対撮るぞ!」
と心に誓っておりましたので、今回は追っかけでも撮れる方法を考えて準備したのでした。
待望の「小波渡」でC57180を撮ることが叶い、大満足で次の撮影地に向かいました。
下り9825レ最後、雲は多くて鳥海山が見えるとは思えませんでしたが、晴れていれば鳥海山が見れる地・余目駅近辺へ行ってみる事にしました。
次回は23日最後の撮影の様子です。