みんなを不幸にする「売り逃し」
SCM(サプライチェーンマネジメント)の考え方が浸透し、なおかつ不況でモノ余りの現在、よほどの想定外の新商品のヒットでもなければ、欠品というのは少なくなった。
そんな中、毎年、欠品を繰り返す罪な業界がある。おもちゃ業界である。
妻がそろそろ子どもたちのクリスマスプレゼントを買わなきゃと、以下を頼まれた。
9歳長男 LEGO スターウォーズ#7676 23100円
5歳長女 ハートキャッチムービー 6510円
長男のリクエストは目を疑うような高額商品なのだが、どうしてもほしがるために、お年玉を兼ねること、勉強をがんばることを条件に承知した。
で、今日、amazonで注文しようとしたら、なんと定価よりも高く販売しているのである。
妻に確認したら、以前は16000~18000円だったという。
娘の商品にいたっては、12000円とほぼ倍額になっている。
良心価格の出品者は在庫ゼロになり、値段を定価以上につりあげた出品者だけが残っているという状況のようだ。
楽天でも同じ状況だった。
そういえば昨年も子どものリクエストのおもちゃが欠品になり入手に苦労したっけ。
販売している小売業者はあまりに志が低いと思うが、こうした事態が起こるのは欠品を起こすメーカーと流通の主導権を握る大手小売業者の責任も大きい。
子どもたちが楽しみにしているものを、必要なときに提供していないのだ。
もっと社会のしあわせのために寄与してほしい。
ギフトや祭事の商品はたしかに商品供給が難しい。
しかし、そんな中、たとえばおせち料理などは予約の「早割」をやっている。
各業界けっこう知恵をしぼっているのだ。
玩具はクリスマス、正月での売上の比率がとても大きい。
アメリカのトイザラスは年間売上の半分以上がクリスマスシーズンに集中していると聞く。
欠品を減らせばすごく売上があがるのである。
社会のしあわせだけでなく、自身のしあわせにもつながるのである。
なのになぜ改善しないのだろう。
親ができる限り直前にプレゼントのおもちゃ買おうとするのは子どもの気が移ろいやすいからである。
だから、子どもに気が変わらない「約束」をさせることが必要である。
たとえば、供給可能なタイミングまでにほしいものを「約束」したらサンタの特別プレゼント(安価なノベルティ)があるんだよと、子どもに「約束」させる予約システムを作ればいいのだ。
がんばれ、玩具メーカー&志のある玩具小売業者!