てるさんのしあわせイノベーション -947ページ目

CSRのレベルと事業としての可能性

一橋大学大学院商学研究科の伊藤邦雄教授によると、CSRには以下の通り、3つのレイヤー(階層)があるそうだ。

下層 「法令遵守」レベル
中層 「企業倫理の徹底」レベル
上層 「社会貢献の促進」レベル

また、CSRの課題として、

表面的、形式的な取り組みに終始していないか
企業風土として根付いていないのではないか
経営と一体化していないのではないか

といった問題が取り上げられているという論文をどこかで読んだ。
(出典不明でごめんなさい)

実際に、企業のマーケターは「CSRはお金がかかるよね」なんてCSR室を冷ややかに見ている人が結構多いが、そういう企業は「法令遵守」レベルか「企業倫理の徹底」レベルに留まっていることが多い。
仮に、「社会貢献の促進」レベルも行なっているにしても、経営とは別物として、企業風土に根付いておらず、表面的、形式的な取り組みに終始している。

しかし、顧客ニーズから市場を細分化する、従来型マーケティングが限界にきている現在、企業コーズ(理念・哲学)から共感を得、市場を集約化するマーケティングがこれから必要だと思う。

何を買っても一定の機能・品質が保証される現在、商品やサービスで独自優位を創造するのは至難の業であるし、仮に自社の独自優位を構築しても、それを長期的に維持することは非常に困難である。

こうした状況の中で、顧客はなぜ他社ではなく、自社で買わなければならないのか?
顧客にとって自社を選ぶ理由は何か?

たぶん、その1つが企業の社会的存在価値だと思うし、社会貢献だと思う。

以前のアメックスの事例でもあげたように、事業としてマーケターがCSRに取り組むことはとても大きな可能性があるはずである。



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