てるさんのしあわせイノベーション -75ページ目

荒唐無稽の親バカの面白さ『96時間』

映画『96時間リベンジ』が間もなく公開されるので、前作『96時間』を借りて観ました。


96時間 [DVD]/リーアム・ニーソン,ファムケ・ヤンセン,マギー・グレイス
¥1,490
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CIA工作員役のリーアム・ニーソンは仕事のために妻や娘を犠牲にして別れて別居したことを後悔して、CIAを辞め、娘の近くに住んで見守っているが、しぶしぶ許した娘の親友とのパリ旅行で、娘が人身売買の裏組織に誘拐され拉致されると、ひとりパリに行き、CIAで身に付けた特殊能力を生かして犯人一味を捜し次々と殺していき、娘を救い出す、という内容です。


元CIA工作員が別れた娘に未練たっぷりで無職で娘の近くに同居して見守っていることも荒唐無稽な設定ですが、誘拐されるや単身パリに乗り込んで裏マフィア相手に殺しまくったあげくに、フランスで罪にも問われず娘と無事アメリカに戻ってくるなんてあり得ないと思うのですが、あえて現実的な落とし所をつけずに、非現実でもCIAの特殊能力をもった親バカの底力だけで突き進めた展開に惹き込まれました。


脚本は『グランブルー』や『レオン』の監督、『TAXI』シリーズのプロデュースを務めたフランスの巨匠、リュック・ベッソン。


フランス映画なのにハリウッド以上に荒唐無稽でシンプルな作品にしたのは、この複雑な時代で人々は理屈抜きに楽しめるものを求めているという、リュック・ベッソンの時代の読みの鋭さが表れているような気がしました。


難しく考えるさせるよりも、シンプルでストレートで力強い表現が現在求められているということは、ぼくも肝に銘じたいと思います。