リウマチや風邪に負けない「笑いの力」

風邪のウイルスやバイ菌がからだに入ると、 免疫力で風邪の発症を防いでくれます。 そんなからだの免疫力が 「笑い」によって活性化されるといわれています。 笑いは脳の中の「間脳(かんのう)」というところを興奮させます。 ここは免疫をつかさどる指令室のような場所で、 情報を伝達する「神経ペプチド」というものがたくさん作られます。

 

リウマチ体験談

4年程前にリュウマチを発症し2年程で断薬、寛解しておりました。 1年半程症状も無く普通に生活しておりましたが去年6月に関節リウマチが再発してしまい痛みがひどく辛い毎日です。 痛みを少しでも和らげたいとの思いでいろいろ模索しておりました時にがリュウマチに効果的という内容を ...
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この神経ペプチドは、「笑い」という良い情報の影響から善玉のペプチドになり、 血液やリンパ液などによって全身に運ばれ、NK細胞の表面にくっつきます。 そして、善玉ペプチドとくっつくことでNK細胞は元気になり、 その働きが活性化することで免疫力がアップし、病気になるのを防ぎます。
 

=リウマチと笑いの力=

またリウマチなど免疫異常によって起こる病気に笑いうこと効果的だということが、ある実験で示されています。 その実験は、ボランティアで集まってもらった男女18人に、漫才や喜劇などを見せて約3時間たっぷり笑ってもらい、前後での血液の変化を調べるというものです。

その結果、18人中14人でNK細胞の活性が上昇するとともに、正常範囲を超えていた残りの4人は、逆に数値が下降して正常値に近づきました。 免疫は低すぎればや風邪病気に対する抵抗力が弱くなり、高すぎてもリウマチなど免疫異常による病気を引き起こします。 笑いはこの両者を適正な状態に変化させる働きがあるようです。

さらに作り笑いが免疫力に影響するかどうかの実験をしたところ、顔の筋肉を働かせて意図的に表情だけの笑顔を作った場合でも、なんとNK細胞の適正化が認められたそうです。 笑った顔をしているだけでも免疫力の働きが良くなるわけですから、楽しくない場面でも、嫌なことがあって気分が落ち込んだ時なんかでも、それが避けられないものだとしたら、どうせなら笑い飛ばして笑顔でいたほうが良さそうです。

リウマチ女性原因

リウマチが女性に多い理由について

リウマチにかぎらず、免疫系の異常がもとになって発病してくる病気は、女性に多いとされています。

たとえば、甲状腺の免疫異常が原因で起こる「橋本甲状腺炎」での男女比は1対25~50、膠原病の代表である「全身性エリテマトーデス」では1対9、「自己免疫性糖尿病」では1対5などとなっています。実は、妊娠は「非自己」の個体(胎児)を「自己」の体内で育てるという、一種の臓器移植に似た状態をつくりだします。

 

リウマチ体験談

4年程前にリュウマチを発症し2年程で断薬、寛解しておりました。 1年半程症状も無く普通に生活しておりましたが去年6月に関節リウマチが再発してしまい痛みがひどく辛い毎日です。 痛みを少しでも和らげたいとの思いでいろいろ模索しておりました時に ...
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非自己である胎児に対して拒否反応を起こさずに妊娠というむずかしい作業をうまく乗りこえるために、女性では「液性免疫・細胞性免疫」などの免疫機能が、生まれつき男性よりも複雑で巧妙にはたらくようにしくまれている、ということができます。 もし免疫機構の異常が発病にかかわっているとすれば、複雑でデリケートな免疫機構をもった女性のほうが、その影響を受けやすいということになります。

 

また、女性ホルモンには、直接、発病を促す働きはありませんが女性ホルモンには、自己抗体の働きを活発にしたり、免疫反応を促す物質(サイトカインなど)を活性化させやすい性質があると考えられています。

 

特に、卵胞ホルモン(エストロゲン)と乳腺刺激ホルモン(プロラクチン)に、その働きが強いとされていま大実際、関節リウマチや全身性エリテマトーデスなどの膠原病は、月経のある年代に発病しやすく、閉経してエストロゲンが分泌されなくなると、発病率も下がります。

 

現在では関節リウマチの女性が出産後に授乳をつづけていると、症状が悪化するケースがよくあり、乳腺刺激ホルモンの影響も考えられています。

リウマチいいこと

リウマチにいいこと

リウマチを受け入れリウマチ療養に専念すること

リウマチになった方のなかには、自分がリウマチであることを認めないで、自分は健康だといい聞かせ健康な人と競ったり、無理な運動をし続けたりする方もいますが、それではかえってリウマチが悪くなってしまいます。 リウマチを受け入れるということは、自分の現在の状態を正しく認識し、それに必要な治療を真面目に受けるということです。 そのほうがはるかに予後もよくなります。

 

リウマチ体験談

関節リウマチを発症したのは2年ほど前です。管理職になって仕事が多忙な時期でした。 朝、両手がこわばり、朝の身支度がつらい、仕事でのパソコンの操作がつらいという症状に始まり、それに痛みが加わるようになりました ...
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からだの異変が起こった場合にはすぐ主治医に連絡をする

 

リウマチの治療が遅れたり、軽い関節の変形が悪化してしまったりと、早めに処置すれば予防できたり治ることが遅れがちになってしまうので、少しでも異変があった場合には、すぐ主治医に連絡するよう心がけましょう。

全身の関節の動く範囲を毎日確認する

久しぶりに高いものを取ろうと思って手を上げたら上がらなかったなど、痛みがなくても知らず知らずのうちに関節の動く範囲が狭くなってしまうということが起こります。 自分の関節がどのくらい動くのか毎日確認しましょう。

運動と安静のバランスが大切ときには運動をサボることも必要です

リウマチは天候の影響を受けやすい病気です。昨日、一昨日はとても調子がよかったのに、今日は前線が通過して雨が降る。 そういうときに突然、全身の関節が痛んで動かなくなる、ということがあります。 運動と安静のバランスは非常に大切で、長年リウマチと上手に付き合って元気に暮らしている方は、運動と安静のバランスを自分なりに会得している人が多いです。

将来に希望を持ち明るく生きること

日常生活を自分で注意して過ごせば、健康な人とほとんど同じ生活を維持できる人は多くいますし、一生を元気に暮らしていくことも可能です。 明るく生きてよく笑う人はリウマチの痛みもやわらいで軽くなります。 リウマチのなっても将来に希望を持って、楽天的に明るく生活しましょう。