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キャッツブログ

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南半球のオーストラリアは日本とは季節が真逆なので、

季節の先で撮影する我々の業界にはとてもありがたい場所。

しかもほとんど時差もないし、治安だっていい。

ただちょっと雰囲気が素朴なくらい。

ちなみにオーストラリアで車の撮影をすると

現地クルーのなかに必ずマッドマックスの撮影にかかわった

という人がいる。いったい何時の映画なんだよ。などとは

突っ込めないほど自身満々だから。

 

今回のトラブルは、正月明けから出発予定だったシドニーロケの

まだ成田にも行ってない年明け前の大晦日から始まった。

大晦日、ロケ同行予定のカメラマン某氏から電話。

大掃除中テーブルから落ちて運悪く着いてた手の下にグラスが。。。。

何針という怪我でロケに同行出来なくなった。とのこと。

当時はまだ、チケットは旅行会社手配で年末年始は連絡とれず。

出発は三が日明けの4日朝。

これじゃあ代役が見つかったとしてもチケットが間に合わない。

 

ならば、アシスタント昇格!

しか手がない。

 

カクシテ、急遽カメラマンに昇格して不安げな

初仕事カメラマンと一緒にカンタスでシドニーへ。

 

つづきは次回。

今回は失敗ではない話。

撮影といえばハリウッド。本場LAで車の撮影。

企画のメインはハイウエイが複雑に交差するジャンクションを走る車を

カメラ車とヘリの2カメで撮る。

アメリカの動脈のハイウエイの交差を両方向同時に

一般車両をブロックして撮影する車だけを走らせるなんて難題も

さすがハリウッドのクルーは何とかこなしてくれた。

撮影の都ハリウッドは警察までが撮影に協力してくれるためだ。

 

今回撮影のベースを置いたのは、LA南部のWatsと言う場所。

これは、90年代白人警官による黒人青年への暴行に端を発した

LA暴動」の発信源だ。

さすがに町並みが違う。明らかに街を走る車は年代もののポンコツ。

昼だっていうのに歩道には座り込む人々。

街だってLAとは思えないスラム的な雰囲気だ。

 

なにもこんなところにベースを置かなくてもと思ったが、

撮影ポイントのジャンクションから最寄の出入り口がココじゃあ仕方ない。

ただ、狼の中の羊となりえる日本人クルーなので、

小学校の校庭を借りて警備の警官を乗せたパトカー2台を常駐させるといった状態。

当然パトカーにはショットガンが装備されている。だって本物の警察だから。

 

そんな厳重警備のおかげで撮影は無事終了。

LA中心部まで、撮影に協力してくれたパトカー2台と白バイ4台で我々のミニバンを

挟んで回転灯までつけて送ってくれた親切な警官たち。

 

LAの一般住民には、強盗とかのわりと凶悪な事件を起こして捕まった

アジア人ご一行に見えただろうけど。

ジャマイカのボブスレーチームが話題になった

カルガリーのオリンピックコースを使っての撮影。

ボブースレーを一台オリジナルでつくるわけには予算的に無理なので、

すでに使われていないポンコツの中古品にオリジナル塗装を施してに撮影。

なので、コースを下まで滑り降りるには危険すぎるので

スタート地点のみを使用して、

あとは別の場所に撮影用に作ったコースを使う予定だった。

 

ちなみにカルガリーというカナダ東部の街は、

冬はマイナス20度は普通という情報だったために

我々は石井スポーツで本格登山用ウエアを買い込み現地へ向かった。

ダウンタウンはいくつものビルが立ち並ぶ都会だが、

ビル同士が日本のデパートの連絡通路のような橋でつながって

まるで蟻の巣のような面白い街。

冬のあまりの寒さに外気にさらされず街を歩けるよう

ビルを新築する際はブリッジでつなぐ義務があるそうだ。

日本人なら地下街でいいんじゃ?と思うところだが、

コストの問題なのでしょうか。

 

そんな街に、LA、ソルトレイク経由でやっとこ到着すると

気温10度。暖かくはないけど、マイナス20度の心構えからすると

かなりの高温。何年ぶりの暖冬だそうでカナリ表紙抜け。

 

そして問題はロケ地。

オリンピックコースは山の上にあり氷の管理も万全だが、

撮影用につくってもらってあるはずのコースを見に行くと。

原っぱにできたスケボーパークのようにU字型のベニア丸出しのコースが。

予算ぎりぎりなのに無理して作ったコースは使えず、

危険を押して本コースで撮影に挑んでくれたボブスレーチームに

感謝しながら帰国。