The III Projectはスペイン人で何十種類もの弦楽器を演奏できるEfrén López、イスラエル人の吹奏楽器奏者のMeira Segalとドラム担当のYoni Ben-Dorの三人組のバンドで、バルカンやクルディスタンらへんの伝統音楽を演奏しているそうな。

この曲は詳細は不明だけれど、Kopanitsaというのはブルガリアのフォークダンス用の曲のようである。davul(ダヴル)という太鼓、gaida(ガイダ)というバグパイプ、hurdy gurdy(ハーディー・ガーディー)という手回し式の弦楽器の組み合わせが面白い。ハーディー・ガーディーは11世紀以前に発生したらしいけれど、昔の人はよくこんなへんてこな楽器を思いついたもんである。こういうボーカルがいない曲は雰囲気は伝わるのだけれど、何を表現しようとしているのかいまいちよくわからない。

 

New GypsiesはMario、David、Noé、Tamboの四人組のフランスのバンドで、Gipsy KingsやManitas de Plataといった大御所ミュージシャンのいとこや息子や孫たちだそうな。

この曲は彼らのデビュー曲で、Sans amour on n'est rienは愛がなければ何もないという意味で、全部持ってるやつもいるし何も持っていないやつもいるけど俺たちは愛がなければ何もないんだよ、俺たちは自分を殺すけれど理解して愛してくれる人が必要なんだよ、と歌っている。少年たちのきれいな歌声が歌詞とよく合っていてよい。

Rob ScallonはYouTubeで活動しているアメリカ人のギタリストで、面白い演奏方法や珍しい楽器をいろいろ試している。

この曲はデスメタルとジャズを混ぜていてユニークである。デスボイス担当の人がラッパをうまく吹けないおざなりな感じも面白い。

Pomme(ポム)はフランスの歌手で、フランス語でリンゴという意味である。

歌詞の英訳によると、On BrûleraはWe Will Burnという意味で、あたいたちは地獄で焼かれるんよ、神様と母ちゃんすまん、あたい彼の腕の中で死にたいんよ、あたいまだ彼を愛してるんよという暗い歌詞で、たぶん恋人が死んで自殺したがっている女性の心情を歌っているようである。弾いている楽器はオートハープと呼ばれていて、実際はハープではなくツィターの一種という紛らわしい楽器だそうな。暗い歌詞と繊細なオートハープの演奏が合っていてよい。

レゲエでは各アーティストが同じriddimを使って違う曲を作っているので、メドレーで曲の違いを楽しむことができる。このriddimはvillianとミススペルされることが多いようだけれど、動画にVillain Medoleyと書いてあるように英語で悪人を意味するvillainが正しい表記である。

この動画はpassa passaというジャマイカの街角で行われているダンスパーティーの様子で、おしゃれした男女が夜な夜な踊っているそうな。冒頭でMBCという女性グループが歌っている「REAL BADMAN」はどこかで聞いたことがあるメロディーだと思ったら、1978年のミュージカル『Ebita』で使われた「Don't Cry for Me Argentina」のサビの部分(下の動画の2:25)が元ネタのようである。レゲエは元ネタがあることが多いのだけれど、どうレゲエっぽくアレンジされているのか元ネタと比較するのも面白い。