猫の種類
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アビシニアン

アビシニアンは古代エジプトの壁画に描かれた猫を先祖に持つといわれています。


現在のアビシニアンは、アビシニア(現在のエチオピア)からイギリスに持ち込まれた猫が、品種改良されたものです。


額にみられるM字型のタビー模様や、目尻から頬に見られる縞、クレオパトララインが、古代エジプトを連想させます。


アビシニアンの大きな特徴となっているのが、その毛色です。


1本1本の毛が3、4色の濃淡をもつティッキングタビーと呼ばれる模様で、光の加減や動きによって怪しく輝きます。


物覚えがいいので、しつけに苦労することはありません。


また人間といるのが好きで、一緒にいる時間が長いほど懐き、甘えん坊な面を持っています。

アメリカンカール

1981年にアメリカのカルフォルニア州で生まれた、耳が外側にカールした猫です。


突然変異で生まれたというアメリカンカールは、元はノラ猫が祖先だといわれています。


品種として認定されてからまだ間もない、新しい品種です。


特徴である、耳の軟骨部分の、外側のカールは50%の割合で遺伝します。


生まれたときはストレートの耳ですが、生後7日ほどでカールは確認ができます。


カールもさまざまで、ペットタイプ、ブリードタイプ、ショートタイプの3段階に分けられます。


運動が好きで、引き締まった体も特徴の1つです。


また、アーモンド型の目が愛らしく、肩まで届く長い尾もチャームポイントです。


性格も明るく、しつけのしやすい品種です。

アメリカンショートヘアー

アメリカンショートヘアーは、清教徒の移民が飼い猫として連れていた短毛の猫がルーツだといわれています。


ねずみ獲り用の猫として開拓地でたくましく生きぬいてきました。


長く、野外の厳しい環境で順応してきたので、被毛は丈夫です。


アメショーの愛称で、高い人気を誇り、「キャット・オブ・ザ・イヤー」も受賞しました。


野性的なハンターとしての一面を持ちながらも、その性格は優しく穏やか。賢く、冒険が大好きです。


自然のなかで育ってきた品種のため、獲物を獲る習性は今でも強く残り、カゴのなかに入れるとストレスが大変たまります。


たくさん遊んであげることが必須です。

アメリカンワイヤーヘアー

最大の特徴は、ごわごわとしたタワシのように見える縮れ毛です。


一見すると硬そうですが、実際に触ってみるとフワフワと、気持ちの良い手触りで弾力性があります。

カールしたひげも特徴的です。


アメリカンワイヤーヘアは、アメリカンショートヘアから突然変異で生まれました。


逞しい筋肉や、やや釣り上がった大きな目、バランスの良い首などは、アメリカンショートヘアにそっくりです。


ちなみにこのワイヤーヘアは優性遺伝です。


性格はとても人懐っこく、活発です。


飼い主の愛情に応え、ペット向きといえます。


アメリカンショートヘアから引き継いだ逞しさも健在で、丈夫で長生きをします。

エキゾチックショートヘアー

1960年代、ペルシャの特徴を引き継ぎながら手間のかからない短毛種を、ということでアメリカでブリーディングが開始されました。


そしてペルシャとアメリカンショートヘアとの交配から誕生したのが、エキゾチックショートヘアーです。


全身がどっしりとしており、四肢は短く太く、骨格は頑丈、筋肉質です。


離れた丸い目も、潰れたように上を向いている鼻もペルシャそっくりです。


被毛が短毛であること以外は、ペルシャの特徴をそのまま引き継いでいます。


その外見の通り、性格は穏やかです。


神経質な部分もなく、環境の変化にも対応できます。


人懐っこく、人間とのスキンシップも好みますので運動不足解消も兼ねて遊んであげると喜びます。

エジプシャンマウ

エジプシャンマウの「マウ」はエジプト語で猫の意で、その名の通り、エジプトが原産の猫です。


古代エジプトの壁画や巻物に描かれている猫には、エジプシャンマウと同じスポットがあり、古代エジプトがルーツではないかと考えられています。


エジプシャンマウは1950年にエジプトからイタリアへ、そしてアメリカへと渡りました。


猫のなかで、唯一、自然発生のスポットを持っています。


体型は中ぐらい、丸みがあるくさび型の頭に対し、筋肉が発達しているせいか、丸々とした印象は与えません。


大人しく人見知りですが、飼い主には従順です。


ただ、人に構われるよりは、一人遊びを好みます。

オシキャット

オシキャットは、アビシンアンとシャムの間から生まれたスポッテッドタビーを、シャムと交配したことで誕生しました。


スポットが山猫のようだったことから、山猫のオセロットから“オシ”の名をとりました。


オシキャットの最大の特徴は、そのスポットです。


ガッシリとした体型を地とスポットの毛色のコントラストが美しい被毛が包みます。


首の周りと尾は、濃いラインが途切れてスポットとなっているのも特徴です。


体も大きく、野性味が溢れていますが、その姿には優雅さと気品があります。


警戒心が強く、人見知りもしますが、慣れると穏やかで、飼い主によくなつきます。

コーニッシュレックス

コーニッシュレックスのルーツは、1950年にイギリスのコンフォールで生まれた、全身縮れ毛の猫がです。


そのオス猫が、成長してから、ブリティッシュショートヘアや、バーミューズと交配し、現在の姿が誕生しました。


カールのかかった被毛が特徴で、頭部や足の被毛はベルベットのような手触りです。


ボディは固く筋肉質で、ほっそりとしています。


少し釣り上がり気味の卵型の目は、被毛と同じ色です。


また前頭部から鼻先にかけてなだらかに盛り上がったローマンノーズが表情を個性的に魅せています。


好奇心が旺盛でとても頭がよく、人見知りもしません。


飼い主にじゃれつく姿はとてもかわいらしいものです。

コラット

タイのコラット地方で誕生し、何世紀もの間、宮殿で愛されていた猫です。


名づけ親は国王ラマ5世といわれています。


幸福の猫とも呼ばれ、現在は非常に数が少なく、貴重な品種です。


被毛は、短く細い毛が体に沿って包み込み、重厚です。


光の角度によっては、シルバーにキラキラと輝き、とても美しく見え、手触りはシルクのようです。


そして最大の特徴がハート型の小さな顔です。


このハート型は成長するにつれて更に際立っていきます。


静かで大人しい性格で、音や匂いに敏感です。


しかし、賢く、飼い主には忠実で甘えん坊です。


飼い主がほかの猫を可愛がると、やきもちを焼くというかわいらしい面も持っています。

ジャパニーズボブテール

ジャパニーズボブテールは約1000年前に中国からやってきた猫と、ボブテイルの遺伝子が混ざって誕生した品種といわれています。


古くから生息していますが、現在はその数は激減しています。


特徴は、短く巻いた尾です。


海外では、この愛らしい尾が大人気の理由となっています。


また、鼻が高くて長いのも特徴です。


ボディは、筋肉が発達しており、ほっそりとしています。


足がスラリとしているのも目をひきます。


猫のなかでは最も穏やかで優しい性格で、飼い主に面倒をかけることも少なく、ペットとしては最適です。