シャム
シャムの原産地はタイです。
タイの王室や寺院で大切に飼われており、ヨーロッパには19世紀末ごろにわたりました。
そしてそれ以来、ペルシャと並んで根強い人気を誇っています。
細い骨格に筋肉質なスラリとしたボディは、動きもエレガントです。
前肢よりもうしろ肢のほうが長く、優雅な動きをします。
四肢、頭、耳、尾の濃いスポットが最大の特徴です。
大きく広がった耳、サファイアブルーの瞳、ほっそりとしたV字型の顔。
何をとっても美しいという言葉が最も似合う猫といえます。
性格はわがままなところもありますが、愛情深く、感受性が豊かです。
飼い主にはとても懐き、遊んでもらうのが大好きです。
シャルトリュー
シャルトリューのはっきりとした起源は分かっていませんが、その歴史は古く、1558年の書物には登場しています。
寺院シャトリュー派の僧が関わっていたことから、その名がつけられたと考えられています。
ボディは大型でがっしりとしているのに対し、四肢が細いのが特徴です。
光沢のある柔らかな被毛はブルーグレーで、弾力性があり、薄い絹のようです。
密生した被毛はゴージャスで、保温性も高く、防水性もあります。
小さな頭に、丸く大きく開いたような瞳は愛嬌があり、表情はいつも微笑んでいるように見えます。
非常に賢い猫で、忍耐力もあります。
人見知りなところもありますが、攻撃的なところがなく、飼い主に従順です。
シンガプーラ
原産地はシンガポールです。
シンガポールに赴任していたアメリカ人夫妻が、アメリカに連れて帰った猫から生まれたセピア色の仔猫が祖先です。
アビシニアンと似ていますが、全く別の種類です。
猫のなかでは最も小さく、成猫でも体重は2キロ程度にしかなりません。
小さな顔に大きなアーモンド型の、アイラインをひいたような瞳がとてもキュートで、人気の理由のひとつです。
被毛は短く体に沿うよう生えており、アビシニアンと同じようにティッキングがあります。
好奇心が旺盛で、活発に動きまわりますが、飼い主を困らせるようなことはありません。
体も鳴き声も小さいので、赤ちゃんがいるおうちでも安心して飼うことができます。
スコティッシュフォールド
1961年に、スコットランドで突然変異によって誕生した猫がスコティッシュフォールドのルーツです。
その猫が成長し、産んだ仔猫のなかに、耳の垂れた仔猫が生まれたのです。
「フォールド」とは「折れ曲がる」の意味です。
大きな目に対して、小さな垂れた耳が愛らしさたっぷりです。
ただ、デリケートなので、ストレスで立ってしまうこともあります。
昔は、この耳が病気を引き起こすといわれていましたが、実際にはそのようなことはありません。
また、絹のような被毛も特徴で、肌触りも滑らかです。
短毛と長毛、両方存在しています。
愛らしい見た目どおり、優しく温和な性格です。
お茶目で人と遊ぶのも大好きです。
スフィンクス
スフィンクスのルーツは、1978年にカナダで生まれた数匹の無毛の猫だといわれています。
スフィンクスのボディは筋肉質で、頭に入った皺と、大きな耳が特徴です。
また、ひげはありません。
毛はないように見えますが、実際には産毛が生えており、顔や尾、四肢には綿毛のような短い毛が生えています。
手触りはスウェードのように滑らかで、他の猫にはないものです。
ほぼ無毛のため、肌はとてもデリケートなので、ケアには注意しなければなりません。
利口で、好奇心が旺盛です。
人見知りをせず、大変人懐っこい一面を持っています。
ソマリ
アビシニアンから突然変異で生まれた長毛の猫がソマリのルーツです。
ごくまれに生まれるこの長毛の猫が計画繁殖され、現在のソマリが誕生しました。
ソマリの名は、アフリカの国、ソマリアからきています。
最大の特徴は、そのゴージャスな被毛です。
それ以外はアビシニアンと酷似しています。
首周りはまるでライオンのようで、尾は特にフサフサとした絹のような毛に覆われています。
野性味を持ちなが らも、その振る舞いには優雅さも漂います。
用心深い性格で、環境の変化に弱いなど、神経質な面もあります。
しかし、好奇心が旺盛で、愛情を持って接すると自然と心を開いてくれます。
ターキッシュバン
1955年にトルコのバン湖で泳いでいた猫がターキッシュバンのルーツです。
泳げる猫ということで、珍しく思った発見者のイギリス人が、本国へ連れて帰りました。
そして1980年代にアメリカで繁殖が開始されました。
長くて柔らかな被毛は、ボディの部分は白く、耳の周りと尾にだけ、色がついているのが特徴です。
猫としては珍しく、入浴が好きで、水を怖がりません。
V字型の顔に、くるみ型の琥珀色かブルーの瞳が表情豊かに動きます。
ボディは大きく、筋肉は引き締まっており、たくましさがあります。
しかし、そのボディからは想像ができないような素早い動きをします。
頭がよく活発で、自由を好み、束縛されることを嫌います。
デボンレックス
一見、コーニシュレックスと見間違えてしまいそうな巻き毛ですが、遺伝子はまったく別物。
イギリスのデボンで突然変異によって誕生し、現在は独自の繁殖計画によって数が増やされています。
最大の特徴は、筋肉質でがっしりとした体を覆う、柔らかくウェーブがかかった短い被毛です。
そして、愛嬌のある表情も人気の秘密です。
V字型の顔に、かわいいタフト(飾り毛)がある大きな耳、卵型の愛らしい目、フレンドリーさたっぷりです。
活発で、冒険が大好き、そしていたずらも大好きなデボンレックスは一人遊びも得意です。
気がついたときに遊んでやると、満足の証しとして、猫にしては珍しく、しっぽを振って喜びます。
ノルウェージャンフォレストキャット
北欧の神話に登場し、生まれ故郷と考えられるノルウェーの「森の番人」とも呼ばれています。
はっきりとしたルーツは不明で、トルコからスカンジナビアに運ばれてきたアンゴラと、土着の猫の自然交配から誕生したという説が有力ですが、ペルシャの血を継いでいるという説もあります。
厳しいノルウェーの土地を生きぬいてきた、大きなボディは、筋肉質で骨格も強固です。
北欧の自然に対応するための被毛は厚く、ウールのような手触りで、そして発達した保護毛が水を弾きます。
堂々とした外見どおり、落ち着いた性格です。
賢く、冒険心に溢れ、人懐っこい面もあります。
飼い主には深い愛情を示し、最高のパートナーとして寄り添ってくれます。
バーマン
バーマンは「ビルマの聖猫」といわれ、ビルマの寺院にいた高僧の魂を宿した猫の子孫であるという伝説を持っています。
実際には、1919年にビルマからフランスに持ち込まれた猫がルーツだといわれています。
最大の特徴は、絹のように柔らかな毛質と、四肢の白いミテッドです。
長い毛ですが、比較的、手入れもしやすく、夏には短く生え変り、季節ごとに印象もかわります。
澄んだサファイアブ ルーの卵型の目も特徴的です。
性格は穏やかで、優しい猫です。
体型は大きく、あまり積極的に運動はしませんが、食事のあとは、食べたカロリー分は消費させてやるようにしましょう。
飼い主も一緒に運動をしてやると、喜んで動きます。