麗ちゃんが膝の上に、乗ってきました。
これは非常に珍しいことです。
珍しいというか、記憶にないんです。
麗が膝に乗ってきたのって。
人間に触られるのを、極端に嫌がる子ですからね。
寝ている時に上に乗ってくることは、年中ありました。
何が違うんでしょうね。
これでお父さんを征服している気分になっていたのかな?
体温が低下してきたようで、麗の体が冷たく感じられます。
毛布やユニクロのダウンベストで包んであげました。
こうしていると、なんだか思い出します。
去年の、五郎のこと。
五郎は末期のリンパ腫でした。
彼はもともと私の膝で寝るのが好きな子でしたからね。
来たいんだろうなと、思っていました。
麗ちゃんは、どうしたんでしょう。
彼女なりに思うところが何か、あったのかな。
猫に乗られているのに、ちっとも暖かくない。
五郎のときも、そうでした。
寂しいものです。
痩せ細ってしまったので、乗られても軽い。
多分、ひなよりも軽いんじゃないかな。
ヤキモチひな、麗が降りたらすぐさまやってきました。
やっぱりいまはひなの方が、重たいです。
ひなちゃん、どこまでわかってるのかな。
皮下輸液をする際の抵抗も、弱くなってきました。
もう抵抗する力もないようです。
こちらとしてはやりやすくなったものの。
麗ちゃんがおとなしいのも、なんだか寂しいですね。
具合が悪い猫は、狭いところに行きたがります。
段ボールハウスを作ってあげたところ、すぐに入りました。
もっと抱っこしていたい気持ちも、あるけれども。
彼女がここが良いなら、そっとしておきます。
抱っこされている方が苦しいことも、あり得るからです。
最近は麗ちゃんの話ばかりになりました。
こちらの猫たちは、ご覧の通り。
相変わらずの様子です。
あきおくんの膀胱炎はちょっと治りが遅いですね。