この間から、どうも元気がないと思っていたのです。
五郎、血液の癌でした。
先週まではまだ、元気だったんです。
ゴハンも食べてくれていて。
今週に入って途端に、やつれてきました。
動かないし、少し動いてもヨタヨタしている。
さらに、腹水と思われるものが溜まっています。
FIPで帝くんを亡くしたときに覚えた、あの水風船のような感触。
ウェット型FIPの腹水ほどの大きさではないにしても。
何か、あるのです。
これはいけないと思って。
病院に連れて行きました。
触診した獣医師が、ムムッという顔をしました。
血液検査、エコー検査を行って。
腹水に針を刺しての細胞診も行いました。
診断結果は、悪性腫瘍。
猫に最も多い癌、リンパ腫でした。
腫瘍には良性と悪性があります。
リンパ腫に良性はないとのことですので、リンパ腫=悪性リンパ腫です。
腹水の原因として心臓が疑われましたが、心臓に問題はなし。
腎不全持ちですが、腎臓にも問題はなし。
腹水の細胞診で、ほぼ確定と告げられました。
腹部にリンパ腫の細胞があると、水がたまってくるそうなのです。
腹部のエコー検査でも、しこりらしきものが見受けられました。
すでに相当進行している状態。
最も強い抗癌剤を毎週注射したとしても、持って半年。
診断してくださったのは動物の癌を専門とする先生でした。
その先生が仰るのですから、受け入れざるを得ません。
五郎が癌で余命僅かと聞いては、とても冷静ではいられません。
しかし今後の治療方針は、冷静になって決めねばなりません。
ひとまず一旦、帰宅しました。
一緒に寝ようと思ったんだけど、五郎はこっちがいいみたい。
五郎と布団を取り合って寝たのは、昨冬が最後になってしまいました。
夜中に何度か目が覚めて、五郎の息を確認してしまいました。
残念ながら、治してあげることはできません。
楽にしてあげることなら、まだできそうです。
これから動物病院に行って、今後のことを決めてきます。