ここ数年、目にすることが増えました。

亡くなった猫を、別の命で蘇らせること。


gulfnews.com

こちらが中国で初の商用化猫クローンだそうです。

ブリティッシュショートヘアーの、大蒜(Da Suan)ちゃん。

ニンニクちゃんです。

英語圏ではGarlicと紹介されていました。



大蒜は7月21日に誕生。飼い主の黄雨(Huang Yu)さんは、愛猫のクローン猫を得るために25万元(約370万円)を支払った。大蒜は愛猫と9割方そっくりで、外見や毛色に若干の差異があるという。大蒜を生み出したクローン会社によれば「クローンは遺伝子上99.9%同じであることを保証します。しかし、毛色や模様は遺伝子の発現もランダムであり、人の力ではコントロールできません」という。(www.afpbb.com/)




なるほどね。

クローンで再現できるのは、法則。

ランダム要素(偶然)は、再現できないわけだ。

さて、ここで当然思うことは…

日本でクローン猫が誕生する日も、近いのか?



日本では全く経験がない分野であるものの、お隣の韓国ではすでにビジネスとして実施しているのです。(中略)効率性の問題はありますが、ほぼ確立された技術になってきたことは間違いありません。それをビジネスに利用することも当然考えることができます。ただ、あまりに高額であり、科学が一部の金持ちのために利用されることや、1匹のクローン犬の確保に多くの犬の犠牲を必要とすることに抵抗を感じます。(cvdd.rakuno.ac.jp)




有名人がクローンを作ると、話題になります。

バーブラ・ストライサンドが愛犬のクローンを作ったとかね。

しかしこちらの記事によると、中国の顧客は富裕層に限られないそうです

大半は学校を出たばかりの若者世代だとか。



クローン猫については、この夏も書いたことがありました

米国の事例で、270万円で作れたとか。

多くの国で、ペットのクローンは法律で禁じられているそうなので。

韓国や米国等、許可されている一部の国で盛んなビジネスになっていくんでしょう。



外見が似ている子とまた暮らしたいな、とは思っても。

全く同じ子が欲しいか、というと。

私だったら、そこまでは求めないな。

だって。

遺伝子に記憶は宿らないんですよ。



新しい子との記憶は、新しい子との記憶なわけで。

以前の子の記憶が、ついてくるわけじゃありません。

私だったら、その方が辛いように思えるけどな。

未練が残ってしまって。

生命倫理の問題なので、正解はありませんがね。

私とは感覚が違う人もいるんだな、という感想です。



今日は朝一で動物病院に行ってきました。

記憶を司る部位は、脳内にあるそうですけどね。

私とひなの脳を、いくら分析しても。

8年間一緒に闘病してきた記憶は、出てこないのです。

それは私とひなのに、在るものですからね。