煙草の害悪が主に副流煙であることは、周知の通りです。

これは人間も猫も、同じ。

でも猫にとっては、それ以外にも有害な要素がいっぱいあるんですよ。



タバコを吸う家庭の猫はタバコを吸わない家庭の猫に比べ平均2.4倍リンパ腫に罹る可能性が高かったという結果になりました。
そしてその危険性は喫煙期間、タバコの本数、喫煙者の数に比例しました。5年以上の喫煙期間の場合3.2倍、一日20本以上吸う場合は3.3倍、二人以上の喫煙者がいる家庭では4.1倍リンパ腫に罹る猫が多くなりました。(猫とタバコとリンパ腫について

猫以外でも、副流煙は犬では肺や鼻の癌、鳥やウサギにも眼、皮膚、呼吸器に障害をもたらすことが知られています。

気管支炎や喘息を患っている場合、それらを悪化させることもあります。



で、副流煙以外の要素はというと。

猫は副流煙による受動喫煙だけでなく、毛についたタバコの粒子を舐めとることで発癌物質を口からも摂取してしまいます。猫とタバコとリンパ腫について、太字引用は私)

猫は丹念に毛繕いをする動物ですものね。



この記事が書かれたのは、2013年。

その後ちょうどいまから1年前の2017年1月、英国グラスゴー大学のチームが発表した論文で、この三次喫煙問題が検証されていました。

それによると、猫自身の体のみならず、住居環境からも害を受けるとのこと。

右矢印Hair nicotine concentration measurement in cats and its relationship to owner-reported environmental tobacco smoke exposure.



自分の身体を舐めるのはもちろんのこと。

煙草から出た発癌物質やニコチンが家の中や飼い主の衣服に付着することで、ペットはそれを吸い込んでしまいます。

タバコは屋外で吸えば良い、というものではなさそうなんですよ



加えて、タバコを誤飲する可能性もあります。

まずいことに、電子タバコの誤飲による中毒も英国では増加傾向。

タバコを家から駆逐してしまうのが、一番確実ですね。

右矢印【ニュース】イギリスにて『猫の中毒に関する統計2016年度版』が発表



こういう話を書くと、よく

「私の知ってる猫は喫煙環境でX歳まで生きた」

みたいな反論が出るんですが、これはナンセンス。

受動喫煙はリスクの問題であって、運の良し悪しではありません。



喫煙は、個人の自由、自己責任の範疇で決めることです。

だから、自分のためにじゃなくていいです。

猫のために、吸うのをやめましょうよ。

それなら、できるでしょう?



たばこ吸ったことある?

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そういえば、数日前の記事で紹介した、猫の雪彫刻。

右矢印猫は雪のなかでも、平気なの?

見事、完成したそうです!



日本では、日本海側が大変な大雪に見舞われているそうですね。

下矢印





東京は気温は低いものの、日中は日が出て暖かい。

猫にも囲まれて、我が家は暖房いらずです。