ころぶ | ケンブリッジ生活・サンディエゴ生活

ケンブリッジ生活・サンディエゴ生活

2019年からのイギリス・ケンブリッジ生活を機にブログを始めました。2023年春からは、アメリカのサンディエゴに暮らしています。

子供の時には、転んでもあっという間に立ち上がって走り回っていたように思う。

若い時だって、自転車で転んだり、スノーボードで転倒したり、あちこちどっかぶつけたり

階段から落ちたりしてたけれど、すぐに立ち直ってそんなに大した怪我もしなかった。

 

今日、私は派手に転んだ。

犬とランニングに出かけた帰り道につまずて、おっとっと!となって前に転んだのだ。

左手でコンクリートの地面に手をついた。そして右膝を擦りむいた。

キャップが頭から飛んでいった。

すぐに立ち上がれなかった。

膝がヒリヒリするのはなんでもなかったけれど、手に感覚がなくて、ショック症状のようになって

自分がどういう状態なのか理解するのに時間が少しかかった。

 

なんとか立ち上がって、家まで歩いて帰ったけれど、呆然としていた。

ソファに座って、左手を右手で持った。指は曲げることが出来たし、触ってみてどこも折れたりはしていないようだった。手首を回すとクキックキッという変な音がなった。

骨は折れていないようだけれど、何かを持ち上げたりつまんだりする力がなくて、痛かった。

 

夕ご飯のカレーライスを作ろうと思ったけれど、右手は使えるものの、野菜を切るときに添える左手が痛いので、息子に涙ぐみながら野菜を切る指示を出して、夕ご飯を作るのを手伝ってもらった。

買ってきた肉のパッケージのサランラップをとることも、手が痛くて出来なかった。

 

すごく気持ちが落ち込んで、情けなくなった。

運転はできるんだろうか?仕事はできるんだろうか?

パンツは履けるんだろうか?

 

髪の毛を結ぼうとしたら、左手が痛くて髪を結べなかった。

 

最近、ちょっと高いところから飛び降りるとか、躊躇するようになってきた。

転ぶことも、怖くなってきた。

それは若い時と違って、リスクが高くなることがわかってきたからだと思う。

 

転んだ時から5時間くらい経って、手首と指の痛みは薄らいだ。普通に笑って猫と遊んでいるのを見て息子は安心すると同時に呆れている様子だった。

多分、擦りむいた膝は明日には青紫色の痣になるのだろう。

 

転ばないようによく気をつけないといけない年齢になってきたのだなと今日はつくづく思った。