レモンの季節 | ケンブリッジ生活・サンディエゴ生活

ケンブリッジ生活・サンディエゴ生活

2019年からのイギリス・ケンブリッジ生活を機にブログを始めました。2023年春からは、アメリカのサンディエゴに暮らしています。

レモンの実のなる季節です。

レモンだけではなくて、オレンジ、ミカン、グレープフルーツ、金柑などのシトラスがサンディエゴの住宅街ではあちこちに見られます。

 

それで、お友達や職場の仲間からお裾分けをいただいて、うちにもレモンに、オレンジ、ライムがたっぷり。

 

 

甘くて美味しいミカンは食べ放題だし、レモンもライムもこの季節は買うことはないのです。

レモンは砂糖漬けにしたり、ハチミツ漬けにしたりしています。ライムもレモンもメキシカン料理には欠かせないので、タコスや料理にキュッと搾ってかけて、とても重宝しています。

 

一番好きな匂いが好きかと聞かれたら、何の匂いを思い浮かべますか?

私は、シチューを煮込んでいるときの匂い、とか、太陽にたっぷりあたったに取り入れる洗濯物やお布団の匂い、お風呂場の石鹸の匂いなどの生活感のある匂いが大好きですが、花の香りと果物の香りには陶然としてしまうような幸福感を感じます。

そして、一番好きなのは柑橘類の花の香り。

オレンジやレモンの花の香りが一番好きな香りです。

そして、そのフルーツの香りも大好きです。なので、家の中にオレンジやレモンの果実があるととてもハッピーな気分。果物の香りというのは自己主張が少なくて、そこはかとないのがまたいいところです。

 

近所を犬の散歩で歩いていると、みかん、琵琶、柘榴、グアバ、アボカド、パッションフルーツ、バナナ、パパイヤなど季節ごとに豊かな実をつけている木々を見かけます。

食べ物はスーパーに行ってパッケージに入っているものを買うもの。と、思い込んでいるものの、こうして近所を歩いているだけで食べ物は自然が与えてくれて、手の届くところにあるものなのだということに気がついて、何だか不思議な気持ちになることがあります。

 

イギリスで暮らしていたときは、花を摘んできて、家に飾ったりしたけれど、花だって切り花を買ってきて飾るのが普通なのだろうなあ。

 

そういえば、昨日スーパーでミルクを買おうとしたら、1ガロン7ドルいくらかでした。前回買った時から、なんと2ドルも値上がりしていてびっくりしました。

 

時々、家に果樹があって、菜園があって、山羊とか羊とか、鶏のいる生活に憧れます。スペインの北部を旅していたときに、そんな生活を垣間見ました。人々の生活はもう何世紀も変わっていないように見えましたが、とても幸福な生活のようにも見えました。

そんなことを南カリフォルニアの住宅地を犬と歩きながら思い出した夕方でした。