あまりに天気が良くて気持ちが良かったので、昨日は娘とビーチへ散歩へ行きました。
風がふわっと暖かくて、空が真っ青なサンディエゴ日和。
クラウンポイントという入江を歩いていると、人々の格好はまるで夏。
ビキニ姿でビーチバレーに興じる若者や、タンクトップに短パンで散歩する人など、みんなこの良い天気を
全身で楽しんでいます。
こんな日の夕方はマジカルアワーです。
空の色と海の色がどんどん変化して、幻想的とも言える風景を人々はうっとりと眺めています。
海の色がピンクと紫の間の色に染まってきました。
空の色がなんとも言えない透明度を増してゆきます。
太陽が沈み、西の空が黄金色に輝くと、空の青さは刻々と深味を増して、青から藍色へと変化してゆきます。
そして、椰子の木も、海辺の人々も黒いシルエットになると、街に灯りが灯ってキラキラと輝き始めます。
さっきまで夕日に照らされていた人の顔も、薄暗い空気の中で、なんだか迷子のような心細い感じがします。
ほんの一瞬、その場で同じ空と海を眺める体験を共有する見知らぬ人々。その人たちがなんだか愛おしく親しく思われるのは、やはりこの時間のマジックなのかもしれません。