航空会社ルフトハンザの感想 | ケンブリッジ生活・サンディエゴ生活

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2019年からのイギリス・ケンブリッジ生活を機にブログを始めました。2023年春からは、アメリカのサンディエゴに暮らしています。

今回のサンディエゴとストゥットガルトの往復にはドイツの大手航空会社ルフトハンザを使いました。

 

行きはサンディエゴからミュンヘンへ行き、そこから国内線に乗り換えてストゥットガルトでした。

行きは少しの遅延があったくらいで、スムーズに行き着くことが出来ました。

夕方の便だったので、私は機内食も食べず、睡眠薬をのんでそのまま寝てしまうことにしました。

降下してゆくときに外の景色が見えると酔いにくいので、窓側の席をいつもとるのですが、今回は

窓側が3席、中央が3席という、3、3、3の椅子の配置だったので窓側に座るとトイレに立ちづらいのは困りました。これは、飛行機に乗客が乗るときにも降りるときにも合理的ではないというのが感想です。

 

ドイツではミュンヘンで入国審査を通過して、そのまま次のゲートへセキュリティなどは通らなかった記憶があります。

ただ荷物をチェックインしていたら、どこに行けばよいのか迷っただろうと思いました。国によってあるいは空港によって、このようにセキュリティやイミグレーションの場所が違うのはいつでも戸惑うところです。

今回の旅で、ドイツという国では空港でも駅でも、表示がわかりずらいと感じました。

 

後から来た娘はスイス・エアーでしたが、行きも帰りもトラブル続きで、行方不明だった荷物が届けられたのは到着してから五日後でした。滞在は7日だけだったのでお金を払ってまでチェックインしたバッグの中味を使う機会もなかったわけです。

 

私の場合、帰りの旅は驚きの連続でした。

最初の便は、子供づれの家族など、早く搭乗させてもらえるプライオリティボーディングの乗客は早くからバスに送られたのですが、そのバスが満員になるまで、とても寒い中(もちろんドアは開いています)最初にバスに乗り込んだ彼らが我慢して待っていたことも気の毒でした。

そしてバスが飛行機の前に着いたら、今度はまだ搭乗の準備が出来ていないからとしばらく待たされました。

 

燃料を入れるトラックが離れたと思ったら、掃除機を手にした人たちがのんびりと飛行機から出てきて、飛行機の前で楽しそうに談笑しているのを私たちはバスから見ながら待っていました。

 

ミュンヘンでは、乗り継ぎをするのにパスポートの審査を通り、これでゲートへ行けばよいだけと思っていたらゲートの手前の通路が大行列。なんだろうと横目に進もうとしたものの、先へ進めないのです。

行列のずーっと先まで行ってみるとデンバー、ニューヨーク、ロサンジェルス、サンディエゴという表示があってそこからとても長い行列ができているのでした。どうやら、ルフトハンザの職員によるパスポートと搭乗券のチェックがあるようで、そこを通らないとゲートへ行き着けないのです。

最後列のあたりに人がいて、どこに並べばよいか教えてくれればよいのですが、そんな人もいません。

余裕のあった搭乗時刻もどんどん近づいてくるのに、行列は一歩も先に進まないまま30分以上が過ぎました。

 

デンバー行きのお客様はお急ぎください。搭乗はもうすぐ終わりですというアナウンスが流れました。

ニューヨーク行きの人も、ロス行きの人も、みんな焦って苛立っていますが行列は長く、とても緩慢に進むだけです。

デンバー行きの人たちが大慌てで、間違って並んでいたレーンから前に走って行きます。

 

私の並んでいるサンディエゴ行きの列からも、信じられないと不満の声が聞こえてきます。

やっと行列が少しずつ進み始めたと同時にどうやらゲートでは搭乗が始まったようでした。

普通、搭乗時間までは乗客はゆったりとゲートの近くで座って待てるという当たり前だと思っていたことがここでは普通ではないのでしょうか?とうか、もう搭乗は始まっちゃっているのに、ゲートへさへも行き着いていないのです。

 

いつも、そうなのでしょうか。でもこの日だけが特別という雰囲気でもなく、質問できる係員の存在も皆無という状況にも驚きました。

並んでいる乗客同士で、ここはニューヨーク行きのレーンだよとか教え合っていたのですが、ここで英語もドイツ語も話せない人はどんなに不安だっただろうかと思います。

もちろん、そんなですから、飛行機の離陸は1時間以上遅れました。

そして、サンディエゴから乗り換えがある人たちはかなりストレスが溜まったことと思います。

 

飛行機がいつも予定通りに飛ぶとは限らないというのは、理解しています。

天候のことや、安全のための確認などいろいろな理由があるのはわかるのですが、もう少し、説明があるとか

係員の人が親切だとか、旅をする人の立場になった対応というのは大切だなと実感しました。

 

ミュンヘンからサンディエゴの飛行機の中でのサービスは、とてもよかったです。

私は後ろの方の座席だったので、食事のチョイスはなかったのですが、夕食のベジタリアンパスタは、とっても美味しくて驚きました。ガルバンゾビーンズのサラダとほうれん草入りのラビオリが出てきたのですがラビオリもその上に溶けたチーズも、とっても美味しかったです。

朝食はカレー風味のチキンのトマトソースでしたが、それもスパイスが食欲をそそりました。

そして、出てくるパンがどれもドイツパンで、それだけでもいいくらいでした。

食事の間に配られるチョコレートや、食事と一緒に出てきたコンテッサというドイツのクリスマスシーズンのお菓子も嬉しかったです。

 

ドイツでは電車も遅れたり、こなかったりして、駅も切符も買い方もわかりづらかったです。

空港も同じでした。

なので、しっかりと下調べをして行って、わからないときは周りの人に聞くとか、できるだけ思い込みで進もうとしない方が良いと思います。

 

特に日本のサービスに慣れている人には、びっくりすることだらけかもしれません。

もちろん、もっとわかりやすいサービスに変わってくれるといいなとは思いますが、ほとんど期待はせずに

自分の面倒を見る覚悟でいた方がいいんだなというのが、今回の教訓でした。