クリスマスリースとWorld Market | ケンブリッジ生活・サンディエゴ生活

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2019年からのイギリス・ケンブリッジ生活を機にブログを始めました。2023年春からは、アメリカのサンディエゴに暮らしています。

クリスマスまであと数日を残すところとなりました。

いつもこの季節には手作りのリースを作るのですが、ここはサンディエゴ。リースの材料になるような柊だとかモミの木だとかがそこらにないのです。VONSというスーパーでリースの材料になりそうなものが売られていましたが

やはり、家の周りにあるものを使ってリースを作りたい。

そこで、庭で木になりつつあるローズマリーを使うことにしました。

 

青い花が咲いています。剪定が必要だったのでちょうど良いとハサミでパチパチとたっぷりと枝を切って集めました。

 

なんとなく、形になりました。悪くない。

しかも、とってもいい香りです。

 

リースの土台になる蔦を絡めたものをホビーショップで買ってきた時にプラスチックで出来たリースも買ってきました。いつもは円形のオアシスに葉を差してキャンドル飾りを作るのですが、円形のオアシスを見つけることが出来なかったからです。

 

これは去年のクリスマスの飾り。

針葉樹の香りが清々しくて、生のクリスマスツリーがなくても家がクリスマスらしい香りで満ちます。

 

今年は、ドイツで見たクリスマス飾りを真似したものを作ってみました。

松ぼっくりは近所の公園で拾ってきたもの。

赤いキャンドルは4本。これは、クリスマスのひと月前から日曜日に1本づつキャンドルを灯すのだそうです。

 

話は変わりますが、昨日、World Marketという世界中の食べ物や雑貨を売るお店に立ち寄りました。

ドイツのソースの素があるかなと思ったからです。ありましたが、ちょっと高めだったので買うのはやめました。

 

でも、ドイツで美味しいと思ったマスタードがあって驚きました。

 

他にも、イギリスのピクルスも!

これは、チェダーチーズとともにサンドイッチにすると美味しいのです。

 

ヨークシャープディングのもとも売ってました。

イギリスで使っていた塩もありました。

 

 

ドイツのシュパッツルまであるじゃないですか!

でも、私は買いませんでした。

なぜなら、私は粉と卵と炭酸水で手作りシュパッツルを作るつもりだったから。

 

夜、ドイツで買ってきた料理本を見ながら、作りました。

 

それにしても、アメリカでも意外といろんなものが手に入るものだなあと感心しました。

イギリスのヨークシャーティーも、ジャムの入ったビスケットのジャミードジャースも、少し高めではあるものの

手に入るのですね。

でも、ここで食べても同じではないのが不思議です。

 

イギリスの暗い長い冬の夜。ローストに添えられたパースニップの香りが漂うキッチン。ヨークシャープディングのある日曜日の食事。寒い朝のホットミルクティーの美味しさはあの硬水で淹れた紅茶だからこそ。

サンディエゴで同じものを作っても、同じにはならないのです。

シュパッツルも美味しく出来ましたが、やっぱりあの寒い日にクリスマスマーケットで食べる熱々のチーズのとろけたものとは違います。

私は基本的には、その土地の旬のものをいただくのが一番だと思っています。

ドイツのスーパーで安価で美味しかったセロリの根も、スーパーで見つけたのですが、こちらの値段は5、6倍だったので、アメリカで料理することはないでしょう。

 

でも、こうして他の国の美味しい食べ物を知ることができて、すごく食べたくなったら手に入るのは、とてもありがたいことだなあと思いました。ローズマリーのリースのように、サンディエゴバージョンにしてみるのも面白いかもしれません。