ドイツの日常 | ケンブリッジ生活・サンディエゴ生活

ケンブリッジ生活・サンディエゴ生活

2019年からのイギリス・ケンブリッジ生活を機にブログを始めました。2023年春からは、アメリカのサンディエゴに暮らしています。

ドイツに暮らす夫を訪れて1週間が経つものの、なかなかドイツでの日常に馴染めずにいる。

 

平日、夫は仕事に行くので、その間私は家事をしたり、買い物ついでに散歩に出たりする。

昨日は雪が降って、買い物に行く途中に通る公園の雪景色が綺麗だった。

 

歩いて行けるところに大きなスーパーもあるのだけれど、私は団地のスーパーといった趣の小さな店に通うようになった。ここだと公園をのんびり歩いて行けるところだからだった。毎日の散歩ついでにちょうどいい。

 

 

クリスマスの前だから、クリスマスの飾りが売られているのだけれど

地味めなところが逆に田舎っぽい可愛らしさがあっていい。

 

 

この日買ったのは、オリーブオイル、リンゴジュース(さっぱりしたリンゴ水といった感じ)アルプスの少女ハイジに出て来そうな白パン、マッシュルーム。

ところで、ドイツで少し驚いたのは店員さんがとてもぶっきらぼうだということ。

他にも、電車に乗っても、あまり話をする人はいなくて、道を歩いている人たちもなんだか何かに耐えているかのような暗い表情をしている人が多い気がする。

イギリスでは、寒さを全く気にしていないようにスポーツをしたり公園のベンチに座ってお喋りをしている人たちがいて、イギリス人は寒さに強い!と感心したものだったけれど、ここの人はものすごく着込んで寒そうに見える。

 

 

夜にはちょっとしたイベントがあった。

夫の職場の上司が家でパーティーをするというので電車を乗り継いで、ある郊外の村まで料理を持って出かけたのだ。雪も降ったことだし、とても寒かったので私は車で行きたかったのだけれど、夫が自分のビンテージカーでは心許ないというので電車で行くことになった。

 

1時間ほどかけて着いた家は、素敵なドイツ風のクリスマスの飾り付けがされていて、暖炉の前でホットワインを飲みながら人々の話に耳を傾け、持ち寄りのご馳走を食べて楽しい時間は過ぎていった。

ところが、帰り道。その家から徒歩5分の駅で電車を待っていたのだけれど、電車が全然やってこない。

パーティーに来ていた人たちは、みんな車で来たようで駅に向かったのは私たちだけだった。

さて、電車が来るべき時刻が2度も過ぎて、私たちは気温1℃の吹きっさらしの駅のプラットフォームに45分以上も立ち尽くしていた。

他にも駅で電車を待っていた数人の人は、バス停にいった方がいいよ。といってバス停に向かって歩き始めた。

なんで、電車が来なかったのかはわからない。

私たちも駅を離れたものの、バスの行き場もわからないし、途方に暮れてしまった。とりあえず村の中心であろう教会の前でタクシーを呼ぼうということになって、夫が携帯で検索し始めた。

 

暗い。寒い。誰もいない。

近くにピザ屋があったので、そこに入って待とうというのだけれど「いや、この場所にタクシーが来るから動けない」という夫。

結局、冷たい石畳の上で冷たい風に吹き付けられながら待つこと15分。

やっとタクシーが到着。

家にたどり着いた時には、暖かさに本当にホッとした。

 

パーティーの参加者はほぼ全員アメリカ人だったのだけれど、そこでドイツでのルールの厳しさの話になった。

特にゴミ、音に関する厳しさ。

日曜日は静かに過ごさなければいけないので、お店もほとんど閉まるドイツ。

それだけではない。日曜日にはリサイクルのゴミ(空き瓶)を捨てると音がうるさいから捨ててはいけないだとか子供は遊び声をあげてはいいけれど、子供以外は静かにしないといけないとか、なかなかである。

 

日常生活を送るのにも、少しおっかなびっくりなこの頃。

できるだけおとなしく、でも興味津々で過ごしたいと思っている。