ケンブリッジとロンドンと | ケンブリッジ生活・サンディエゴ生活

ケンブリッジ生活・サンディエゴ生活

2019年からのイギリス・ケンブリッジ生活を機にブログを始めました。2023年春からは、アメリカのサンディエゴに暮らしています。

昨日おとといと眠たげな息子に付き合ってもらい、お出かけしている。

おとといは、ブラブラと歩いてケンブリッジのセントラルまで。

広々とした公園をいくつも通りぬけ、ケム川沿いにのんびりと歩く。

鮮やかな新緑の緑が気持ちがいい。

Portugal Laneという小道には、いつも窓際を花で見事に飾っている家があるのだけれど

今回は紫陽花が飾られていた。

 

窓の内側には背の高い、紫色のデルフィニウム。カーテンの演出も視野に入れた見事な演出。

 

 

イギリスの散歩が楽しいのは、こういう窓際や扉の演出が素敵だからだと思う。

ニュートンの林檎の木のあるトリニティカレッジの前には、チャールズ国王の就任を祝う素朴で可愛い王冠が飾られていた。

 

 

いくつかのお店をのぞいたり、百貨店に立ち寄ったりした。何も買わなくても、ケンブリッジの街のブラブラはいつでも気持ちがいい。

公園の地面に座ったり、寝っ転がったりしている人たちがあちこちにいて、ケンブリッジ名物の自転車も沢山。

 

 

喉が渇いたので、グラフトンというショッピングモールで飲み物を買った。

この季節には爽やかで美味しいエルダーフラワーのドリンクは、夏にイギリスを訪れる人には

ぜひお勧めしたい飲み物。

微かにマスカットのような味のする、軽い花の香りのする微炭酸の飲み物。

去年の夏はエルダーフラワーを摘んできて、コーディアルを作り、自家製の炭酸割りを楽しんだ。

実はエルダーベリーといって、シロップを作ると風邪薬になる。

 

 

昨日は、電車に乗ってロンドンまで。

車窓からの風景がいい。広々と広がる牧草地。キラキラと輝く新緑にメイフラワーの白い花が溢れるように咲いていて、その白と緑、空の水色に心がスーッとする。なんて優しくて平和な景色なんだろう。

時々、丘一面の菜の花畑が現れて、黄色い丘が風にそよいでいたりする。

 

最近、イギリスに旅行を予定している友達が何人かいてアドバイスを求められるのだけれど、特にこの季節は田舎が断然美しいと私は思う。

 

ロンドンでは、大好きな駅舎や地下鉄を楽しんで、チャイナタウンでボバを飲んで、ソーホーやリージェントストリートで買い物をして帰ってきた。

 

帰りの電車で、また車窓の風景に心奪われて、時々うとうとしながらケンブリッジに着いた。

年のせいかな?ケンブリッジの緑豊かな田園風景に心がホッとした。