空港が好きです。
昨日、サンディエゴからロンドンに飛行機で来たのですが、やっぱり空港っていいなあと両方の空港にて実感しました。
高い天井、大きな窓、広々として機能的なモダンなデザイン、サンディエゴの空港はとても洗練されていて陽光がたっぷり注ぐ明るさ。いろいろなところにアートの展示が面白い。
ターミナル2ウエストのフードコートからは、巨大な窓の外の飛行機やその周りで働く人や車が見えて、それを眺めているだけでも私は全く飽きないのです。息子が小さい時に機関車トーマスや飛行機のジョージョーという番組が好きで、一緒に見ているうちに私も好きになってしまったのですが、息子がトーマスを卒業した後も私は乗り物好きのままなのです。
さて、今回は、作ってきたお弁当をそこで働く乗り物やを眺めながら食べました。
コロッケと唐揚げ(日本スーパーで買ったお惣菜)にんじんしりしり、カボチャのサラダ、プチトマト、ヨーグルト。
旅の際、空港や飛行機の中には、外で買った食べ物を持ち込めないと思っている人が多いのですが、そんなことないんですよ。
飲み物は持ち込めないけれど、私はいつもおにぎりとかサンドイッチとかを持っていきます(機内食があまり好きではないので、、、、、、)
今回は、このお弁当の他に、コロッケサンドイッチも機内で食べる用に作っていきました。
そろそろ搭乗時間となったので、のんびりゲートへ向かいます。
ゲートの前にはゆったりしたソファがあって、すっきりしたデザインがモダンでかっこいい。
エアパスA350の機体は大きくて、私の席は窓際の足元の広い席で快適でした。
夜の7時過ぎの出発だったので、ワインの小瓶を頼んで、持参のコロッケサンドを食べて、寝てしまいました。
約10時間のフライトで着いたのはヒースローのターミナル5。
このターミナル5というのが、私にとってはグッとくるデザインなのです。かっこいいんです。
イギリスに暮らすことになって、初めて着いたのがここターミナル5だったのですが、その時にむき出しのエレベーターを目にして、それがとても印象に残りました。
メタルに黄色い色のエレベーターの箱がコードのようなものを上下にして、吊り上げられたり、下がってきたりが壁がないので丸見えなのが面白いなと思いました。
ここは、ロンドンのロイド・ビルディングの建築家、リチャード・ロジャース氏による建築だということを後から知ってなるほど!と思いました。というのも、彼の作品は階段、配管などを丸見えにする近未来的なデザインで有名だからです。
確か、日本にも多くの建築作品を残している建築家です。
2ヶ月半ぶり。今回は、多分これが最後の(暮らすという意味では)イギリス滞在になります。
滞在は10日間ほど。
気温は20℃。澄んで優しい色をした青空。飛行機を降りた瞬間にスッと爽やかなイギリスの空気の香りがしました。
外に出ると、溢れるばかりの新緑が眩しくて、この季節のイギリスは本当に素晴らしいのだということを思い出しました。短いあいだですが、たっぷりとここの生活を堪能しておくつもりです。