セーチェ二温泉 | ケンブリッジ生活・サンディエゴ生活

ケンブリッジ生活・サンディエゴ生活

2019年からのイギリス・ケンブリッジ生活を機にブログを始めました。2023年春からは、アメリカのサンディエゴに暮らしています。

ゲッレールト温泉を楽しんだ翌日はセーチェニ温泉へ行ってきました。

オペラ座のある駅、オペラでメトロ1号線に乗り6駅。

この日も公共交通機関24時間パスを購入しました。2500Ft。935円。

 

メトロ1号線、渋い!

エンジ色と白のタイルに重厚な木の扉。

ディテイルに見惚れて、あっちへうろうろ、こっちへうろうろ。

 

古い車両もとてもいい雰囲気で吊り革は、茶色いなめし革。

 

 

駅や乗り物が好きな私には、嬉しい驚きで楽しいライドでした。

温泉のある駅で降りると、そこは公園になっていて、温泉施設の黄色い建物が少し先に立っているのが見えます。

 

 

青空を背景に、黄色い壁と白いアイアンワークが美しい建物。

私たちが着いたのは10時半でした。チケットは4000円くらい。

ここには、屋外に3つ、屋内には15ものバスがあるので、1日過ごすのなら安いくらいではないでしょうか?

 

ここでも、腕時計型になった鍵を渡されて入場。私たちは着替えの出来るキャビンを借りました。着替えをして荷物を置くのに十分な広さで、一人一部屋です。

まるで列車の個室みたい。床は黒と白の市松模様のタイルで、壁や扉は木製。明るい日差しの差し込む廊下をモップを持った人たちが常時床を拭いていて清潔感がありました。

 

 

キャビンで着替えて外に出ます。

数日前の天気予報ではマイナス4℃で雨の予報だったので、よく晴れて気温が10℃まで上がったのはとてもラッキーでした。

というのは、日本の温泉と違い、温泉の温度がここでは高くて38℃。32℃や34℃とあまり熱くはないのです。

 

 

打たせ湯や、下からブクブク泡が出てくるところ、それに流れるプールのようになっているところもあって、青空の下みんな気持ちよさそうに湯に浸かっています。

 

屋内はまるで迷路のようになっていて沢山のバスがあるらしいので探検気分で入って行ってみました。

 

 

こんな風に、次から次へと部屋がつながっていて、いろいろな形で温度の違う浴槽が現れました。スチームバスの部屋もありました。

 

私たちも、いくつかの湯を試してみましたが、やっぱり一日中お風呂には浸かっていられないものですね。手の指もシワシワになって、お風呂も満喫したので、2時間ほどの滞在で帰ることにしました。

支度をして外に出ると、なんと建物の外まで長い行列が出来ていました。

午前中に行って正解。日曜日とはいえ冬でもそんなに混んでいるということは春や夏にはきっと大賑わいに違いありません。

 

ここの温泉の感想は、冬だと少し寒い。と思いました。

もう少し気温が高ければ湯温の低いプールも心地がよくリラックス出来るでしょう。

そして、屋外のプールも気持ちがいいはず。

施設はとても綺麗で清潔感があり、広くて、建物も美しかったです。

 

ただ、私たち家族は皆、前日に行ったゲッレールト温泉の方が落ち着いた雰囲気で良かったねと同意見でした。

ちょっと前までは全然知らなかった温泉大国ハンガリーですが、素敵な温泉体験が出来ました。