ホットヨガと氷の世界 | ケンブリッジ生活・サンディエゴ生活

ケンブリッジ生活・サンディエゴ生活

2019年からのイギリス・ケンブリッジ生活を機にブログを始めました。2023年春からは、アメリカのサンディエゴに暮らしています。

今朝は、危険を冒して凍った道を自転車に乗ってホットヨガに行ってきた。

気温も氷点下6℃とかだったけれど、どうしても金曜日のホットヨガには行きたかったのだ。

金曜日のインストラクターはLA出身のアメリカ人の女性で、私にとってはケンブリッジの天使。

太陽のような存在。

幻想的な暗さの部屋で、汗をかきながらのビンヤサヨガは、いつも瞑想しているような静かな集中と心地よさで時間が過ぎてゆく。

彼女のクラスでは、いつもオレンジのエッセンシャルオイルの香りがして、彼女の声はまるでディズニーの映画のプリンセスのように耳に心地いい。

毎週、金曜日のこの1時間は私にとっての至福の時間なのだ。

危険を冒して、出かけてきて本当によかったと思えたヨガの時間だった。

 

昼に、時差ボケの娘を起こして、クリスマスショッピングにシティセンターに出かけることにした。

昼過ぎなのに、全然気温が上がらない。

 

 

雪が何度も凍りなおして、なんか変なモコモコした感じになっている。

 

 

川の水が凍っているのを確かめたいのか、人々が川面に木の枝を放ったり、雪の玉を投げたりしたのがあちこちに見られる。

 

白鳥たちは、水からあがっていて、カモメは氷の上をよちよち歩いていた。

 

 

そんな風景を娘と面白がりながら街の真ん中まで歩いた。

セントラルマーケットでは、ヤドリギや柊のクリスマスリースが売られていて、クリスマスらしい賑やかな雰囲気。

 

 

この季節のケンブリッジは、とてもいい雰囲気だと思う。

 

 

あちらの店により、こちらの店によりと買い物をしていたら、甘いものが食べたくなった。

Jack's Gelatoというジェラートの店が私は大好きなのだけれど、そこに行こうと娘を誘った。

私はラズベリー&ローズ。娘はダークチョコレート&ソルトというジェラートを注文した。

 

 

アイスを食べながら道を歩いていたら、通りすがりの人が「なんで、アイス食べてるんだろ。あの人たち!」と驚いたような顔で話しているのが聞こえてきた。

そんなに、寒くないでしょ。と調べてみたら、氷点下5℃!!!

でも、美味しかった。私は寒い日にアイスを食べるのが、なぜか好きだ。

暑い日のアイスは甘くてベタベタするけれど、寒い日のアイスは味がキリッとして、さっぱりするのが好き。

 

帰り道では、レッドフォックスを見かけた。とても深い赤みがかった茶色い毛皮が美しかった。

ブラックベリーの茂みの近くで、私たちのことをじっと見つめる目が野生的だった。

この雪だと動物たちは、食べ物を見つけるのが大変だろう。

 

夕方の4時近くなると、もう日暮れ。あっという間に暗くなる。

 

 

気温がまた下がって、川の氷がミシミシと張って、厚みを帯びてゆくのを感じるような気がした。ウォーターチキンが、ユーモラスな足取りで時々氷に足を滑らせながら走ってゆくのを娘と笑いながら眺めた。

 

そんな1日だった。