昨年の秋の終わりに、フラットから庭付きの家に引っ越してきた。
なので、庭で過ごす時間を味わうのは今年の夏が初めて。
パラソルの下でお茶を飲んだり、読書をしたりするのも心地いいし
夕方になって、庭でビールを飲むのも最高。
目の前が川だから、ボートが行き交い、白鳥がのんびりと浮かんでいるのが見える。
木漏れ日がキラキラして、季節ごとに庭では花が咲いて、リスや小鳥たちが遊びにきて
なんて、贅沢なんだろうと思う。
イギリスの夏は、屋外で過ごしても、虫があまりいないのがいい。
蚊もいない。それは屋外で過ごすのが快適な理由の一つだろう。
朝、コーヒーとオートミールの朝食を庭で食べることもあるし、夜は庭はビアガーデンになる。
最近は、夕方からビールを飲みながら庭でバーベキューすることが増えた。
ここのところ気に入ってよく焼くのは、味付けして1日置いたチキン。
塩胡椒、クミン、チリ、レモン汁をたっぷり擦り付けて冷蔵庫で寝かせておいたものを
1羽まるごとの場合は半分に割るように切ってグリルする。
野菜は、赤い長いパプリカが最近のお気に入り。甘くて焼くとジューシーなのでグリルすることが多い。
ビールを飲みながら、庭の植物に目をやる。
なんていう名前なのか知らないけれど、8月に入ったらいろんなところに生えてきて綺麗な青い花をつけている植物。
これ、確かパンジーだと思うのだけれど、春からずーっと咲き続けてくれている。
それが、なんだかいじらしい。
イギリスの夏。
庭で過ごす時間は本当に至福のひとときだなあと思う。