春の小川 | ケンブリッジ生活・サンディエゴ生活

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2019年からのイギリス・ケンブリッジ生活を機にブログを始めました。2023年春からは、アメリカのサンディエゴに暮らしています。

春の小川はサラサラ行くよ

岸のすみれやれんげの花に

姿優しく色美しく

咲けよ咲けよと囁きながら、、、

 

そんな昭和の唱歌を口づさみたくなる散歩道

 

ケンブリッジは、そこここに小川がサラサラ流れていて、その脇は遊歩道になっていることが多い。

 

リスが走り回り、色々な小鳥の囀りが木々の上から聞こえてくる。

 

そんなのどかな小道を歩いていると、チェリーヒントンという住宅地に出た。

 

 

 

この辺りは街路樹に桜が多く、木々はまだ若いけれど、あと数年したら桜の咲く通りはとても見事だろうと思う。

 

住宅街を通り抜けると、大きな病院があり、そのあたりは開発中で、巨大な建物が多くて

バイオメディカルというサインを多く見かけるようになる。

 

 

道が広くて、ガランとしていて、全てが巨大で近代的。

ここもテクテクと通り抜けると、今度はトランピントンというこちらも現在開発中の

住宅街に出る。

 

集合住宅地は、モダンで、四角い建物が並び、近未来のユートピアみたいな、人口的な街が出来上がりつつある。

 

ここを過ぎると、あとはのどかな、小川の流れる草原(メドウ)や村を通って、ケンブリッジの街中まで戻ってくる道になる。

 

 

グランチェスターメドウについた頃には、もう家から3時間も歩いていたので、休憩することにした。

 

靴を脱いで、草の上に足を伸ばす。

 

そして、途中のスーパーで買ってきたお寿司でお弁当タイム。

 

 

カリフォルニアロールに、スパイシークランチーロール、そしてサーモンの握り。

これで5ポンドちょっと。

サーモンがとっても美味しかった。

 

ポカポカの春の日差しの中で、草の上に座って食べるお弁当は最高。

 

麦茶を飲んで、みかんを食べて、靴を履いて、リュックを背負って、また歩き始める。

街までつながっている遊歩道に沿って、林の中を通り過ぎたり、公園の中を通り過ぎたり、、、天気がいいので、多くの人がピクニックをしたり、木陰で本を読んだり、水辺に寝転がったりして寛いでいる。

 

 

そして、ケンブリッジの大学の建物が見えてきた。

街は、もうすぐそこ。

 

 

観光客の集まるパンティングの船の乗り場。

 

 

ここまで来れば、もう街。

 

カレッジの立ち並ぶ古い道を通ると、、、

 

 

左手の先にキングスカレッジが見えてきた。そこはもう街の中心地。

 

 

本屋さんに立ち寄ったり、少しぶらぶら。

もう、ここからは、帰り道という気分。

 

ケム川に沿って、歩いて帰った。

全部で、21.8キロの道のりだった。

 

帰り道には、頭の中に「手のひらを太陽に」の歌が流れていた。

 

オケラだって、カエルだって、ミツバチだって

みんなみんな、生きているんだ ともだちなんだ〜♪というところ。

 

春の陽気に蜂がブンブン飛んで、小鳥が囀って、白鳥が人間と仲良くしていて、公園に牛が寝そべっているのを見ていると、なんだかこの歌が出てくるのだ。

 

そんな昭和な子供の歌ばかり口ずさんでいる、今年の春だ。