ケンブリッジでうどん | ケンブリッジ生活・サンディエゴ生活

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2019年からのイギリス・ケンブリッジ生活を機にブログを始めました。2023年春からは、アメリカのサンディエゴに暮らしています。

街の真ん中にある薬局にコロナのテストの予約を入れてあったので、今日もまたシティセントラルへ。

 

最近、木曜の午後から週末にかけてはケンブリッジの街はかなり混雑している。

観光客が戻ってきて、人を避けて歩くのが大変なくらい。

道路に席を出したレストランやパブも賑わっていル。

最近夏のような陽気が続いているので、外の席では、お洒落をした人々が、ワインやビールのグラスを手に食事をしていて楽しそうだ。

 

予約の時間まで少し時間があったので、ランチをすることにした。

薬局の斜め前にある、うどん屋さん。仵屋麦丸に入ってみることにした。

開店したばかりの時に、家族は行ったことがあるのだけれど、お店の人たちは混乱していて

長蛇の列はなかなか進まず、料理も正直、がっかり。とのことだった。

でも、もうシステムや味も安定してきている頃だと思うし、一度食べてみたい。と夫を説得。

 

お店のシステムは、タッチパネルで、メニューを選択し、トレーを持って進むと、カウンターには天ぷらや唐揚げなどが並んでいて、トングで取れるようになっている。

天ぷらは海老とか、竹輪とか、さつま芋などがあり、天つゆの入った小さなお皿も並べてある。飲み物を選んで、そのまま会計へと進む。

夫は、肉うどんと天ぷら、唐揚げ、餃子を選び、私はカレーうどんを選んだ。

オシャレな立ち食い蕎麦屋さんみたいな感じ。

 

お店は広々して、明るくて、シンプル。

 

 

夫が言うには、開店したばかりに来た時と比べると、10倍くらい良くなっているとのことだった。

少し細めのうどんも、もちもちして美味しかったし、天ぷらもサクサクだった。

量も、結構たっぷり入っているので、イギリス人も満足できると思う。

まさか、ケンブリッジで、竹輪の天ぷらとかカレーうどんを食べられるとは思わなかったので

とっても嬉しい。

また、絶対に来よう。と思った。

 

その後、不動産屋さんに行ったのだけれど、不動産屋さんの目の前にある家が可愛かった。

 

 

茅葺き屋根って、日本独特なのかと思っていたのだけれど、イギリスには古い茅葺き屋根の家がたくさん残っている。そして、普通に人が住んでいる。

そして、茅葺き屋根の上には、屋根と同じ素材で作られた、面白い飾りがついていることがある。

この家は、走っているウサギが乗っていた。

いろんなデザインがあるようで、鴨の親子だったり、犬だったり、これが本当に可愛いのだ。

 

 

イギリスの家は、茅葺き屋根のコテージ風の家や、まるでレースの飾りのようなレリーフのついた家や、フェアリーテールに出てくるような家が多くて、見ていて楽しい。

そして、庭も家の窓や玄関先を飾る花も本当に素敵でため息が出る。

そんな家に住むのって、どんな感じなのだろう。

経験してみたい。

家をそんなふうに飾ったり、長く大切にしたりするというのが素敵だ。

植物や動物を愛するイギリス人は家とか生活も、同じようにこよなく愛しているのだろう。

藤や、つるバラを壁につたわせ、小鳥や虫たちがやってくる庭を作り、ドアノッカーも、リスや小鳥などの可愛いものが多い。

目にして、つい微笑んでしまうような、優しさや朗らかさ、ユーモアを感じるものが多い。

もちろん、どこの国でも自分の住まいを大切にする思いや愛する思いというのはあると思うのだけれど、ここは家が何100年も長持ちする土地柄だからなのか、家それぞれに個性があり、暮らしてきて、手を入れてきた人々の愛着をとても感じる。

そんなところが、イギリスの魅力だなあと思いながら、屋根の上を走るウサギを見上げていた。