お出かけとCromer Crab | ケンブリッジ生活・サンディエゴ生活

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2019年からのイギリス・ケンブリッジ生活を機にブログを始めました。2023年春からは、アメリカのサンディエゴに暮らしています。

お出かけ。というほどではないけれど、今日はぶらぶらとお買い物に出かけた。

 

家を出るとすぐに、いろんなところから花の清らかな香りが漂ってくる。

ラベンダーに、薔薇。モックオレンジ。

 

花や庭を眺めながらだと、街へ歩いてゆく時間も、あっという間に感じる。

 

今日は、娘とあそこに行こうと決めていたお店があった。

それは、ポーランドの陶器を売るお店。

私たちは、ここのお店が大好きで、今回は娘がここの陶器のスプーンを買って帰りたいというので、出かけた。

 

 

こじんまりとしたお店だけれど、紺と白の店内は素敵なものがあり過ぎて、いつもたっぷり時間を過ごしてしまう、、、。

 

 

お皿などは、結構重たいので、いつも少しだけ買う。

今日も、ケーキ皿とティーバックの皿、それからスプーンを買った。

 

 

途中、オクスファムというチャリティストアに寄ったのだけれど、そこで、すごく嬉しいものに出会えた。

 

 

これ!なんだかわかるだろうか?

答えは、チーズスライサー。

前、オランダに行ったときに買って、すごくいいもので、気に入っていたのに

引っ越しで失くしてしまって、とても悲しんでいたのだ。

オランダに、チーズとチーズスライサーだけを買うためだけにでも、また行かなくちゃ!と切実に思っていたくらいだ。

 

 

なので、小躍りするくらい嬉しかった。

 

その後、街の中心にある屋外マーケットに立ち寄ったら、魚屋さんで、クロマークラブという蟹を売っていた。身をほぐして、甲羅に綺麗に乗せてあるのを、どうやらDressedというらしい。一つ6.50ポンド。安くはない。

でも、私は、このクロマークラブというのを去年の夏から、一度食べてみたいと思っていたのだ、、、。

 

マーケット。

 

クロマーというのは、ノーフォーク州の西の海岸の土地の名前。

5月、6月がこの蟹の旬らしい。ノーフォークの海岸は、ケンブリッジから車で1時間半くらい。ローカルのシーフードといえば、ここが一番近いのではないだろうか。

 

 

これが、その蟹。意外とあっさりした味だった。甘味も少なく、このままで食べるよりもクラブケーキにしたほうがいいかも、、、。ということで、今日はちょっとだけバターとか醤油で食べてみたのだけれど、明日、さらに料理して食べることにした。

 

街歩きの後には、お昼ご飯をテイクアウトして、Crist's Peices で草の上に座って食べた。

 

公園では、どこでも、1人から4人くらいの、かたまりで、人々が少しずつ離れたところに

座ったり寝転んだりしている。

 

日本とも、アメリカとも違うところは、イギリスの公園の草の座り心地の良さだ。

地面がふわっと暖かくて、草がふかふかで、すごく座り心地がいい。

さらに、日差しが優しいので、空気は、まるで軽い羽毛のブランケットをかけたような気持ちの良さなのだ。

だからか、自転車を草に倒したまま、草の中で気持ちよく昼寝している人や、寝転がって本を読んでいる人。座って友達とおしゃべりしている人など、たくさんの人々がまるで牛や羊が草の上で寛ぐように、寛いでいる。

 

帰り道、公園を歩いていたら、近所の人に偶然出会った。

少し立ち話をした。ちょっとだけ、お化粧もして、お洒落をして出かける彼女は、お友達とお茶をしに行くのだと言った。

 

周りを見回すと、通り過ぎる人たちが、みんな、ほんのちょっとだけ、おしゃれしているのがわかった。

自転車と同じ色のピンクのジャケットを着たり、、、。

カップルで色を合わせた服を着たり、、、。

セーターと同じ色の深い青い色のスエードの靴を履いたり、、、。

パンツの裾の捲り具合や、ソックスの見せ方だとか、人に見せるためというよりも、自分の気持ちを楽しくさせるために、お洒落をしているのがわかって、なんだか、くすぐったい楽しさを感じた。

 

ケンブリッジって、とってもいいところだなあと思えた日だった。