ベトナムの豆腐 | ケンブリッジ生活・サンディエゴ生活

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2019年からのイギリス・ケンブリッジ生活を機にブログを始めました。2023年春からは、アメリカのサンディエゴに暮らしています。

以前、住んでいた家の近所に大きなベトナムのスーパーがあった。

店内に、温かい豆乳や、出来立てのお豆腐の入ったガラスケースがあり、その豆腐は、ほんのり塩味がするような沖縄の島豆腐に似ていて、素朴で美味しい味がした。

そして沖縄では、作り立ての豆腐がスーパーに並ぶ時間があるように

そのスーパーでも、10時に出来立ての豆腐がそのケースに入るらしかった。

 

職場の、あるベトナム人の同僚は、宗教上、菜食をしなければいけない日というのがあるらしく、私には珍しい料理をいつも弁当として持ってきていた。

私は、いつも、それは、何?と、彼女のお弁当を覗き込み、そして料理を分け与えてもらっていた。「ともこさん。またメンちゃんのお弁当もらってる、、、」と、周りに呆れられながら、、、。

彼女の作る、お豆腐料理は、とっても美味しかった。他にも見たことのない郷土料理のようなものをよくご馳走になった。

そんなものが食べたくてベトナム料理屋に行っても、なぜか彼女や他のベトナム人の友達が作る、豆腐料理や、細いレンコンやミントの入ったサラダなどはメニューには載っていないのだった。

簡単そうなものは、自分で作ってみるようになった。

その中で、ここで手に入る食材でできる豆腐料理に、トマトとチリソースで煮た厚揚げというのがある。

トマトと豆腐を合わせるなんて、それまでは思いつきもしなかったのだけれど、これが美味しい。友達は、クノールのスープの素と醤油と砂糖を入れると言っていたけれど、私はクノールは入れない。あと、ベトナム料理の本で、レモングラスを入れているのがあって

それも美味しかったけれど、ここでは、なかなか手に入らないので、単純にトマトとチリソースと醤油とニンニクで作っている。

これが、本当に美味しい。

トマトがトロッとして、甘味があって豆腐に絡んで、厚揚げの豆腐は外がちょっとカリッとしてチリの辛味が食欲をそそる。

 

こんばんは、そんな豆腐料理と焼きそばを作った。

焼きそばには、キャベツの他に青梗菜を入れてみたら、そのちょっとした苦味がとても良かった。

サンディエゴのベトナム人の仲間が、みんなで食べたご飯が、陽気な宴会が、恋しくなった。