猫の足の切断(断脚)!手術費用や術後経過、痛みや予後など!
<猫の断脚について>
猫の足のケガや病気では、さまざまな
原因や状況がありますが、
*治療しても元の状態に戻してあげる
ことができない
*そのままにしていると二次感染や
命に関わる危険がある
*中途半端に残すことがその後の生活
に不利益しかない
などの場合に断脚が提案されます。
病気の場合だと、
・血栓の詰まりによる後脚麻痺(心筋症)
・悪性腫瘍(癌)
などが多いです。
ただ、獣医師が断脚を薦める場合は
止むを得ないがそれがベストだという
ことです。
断脚することによって少なくとも現状
の苦痛から解放してあげるということ
でもあります。
そして、基本的に猫の場合、
断脚後でも特に問題なく日常生活を
送ることができる身体能力、柔軟性を
持っているためというのもあります。
ですから、決断には勇気もいりますし
悩むことと思いますが、まずはその
ケガ、病気を治すことを第一に考えましょう。
手術は、骨を切断後、切断面を保護する
ように周りの筋肉を寄せて囲って縫合
して終了です。
手術時間はだいたい1時間前後です。
断脚自体は難しい手術ではありません。
手術費用は、病院によっても異なりますが
だいたい3~4万円程度が一般的です。
<術後の痛みや経過・予後など>
*痛みについて
術後の痛みに関しての疼痛管理は
病院によって異なります。
鎮痛剤(痛み止め)は使用しない、
もしくは最低限の投与にする病院も
ありますし、1~2日程度はキッチリ
と鎮痛剤を投与する病院もあります。
猫を含む動物などの場合、多少痛みが
ある方が大人しくしているため、
特に骨折の手術などでは投与しない
ことも多いのです。
(動物は人より痛みに強いということ
もあります)
また、獣医師の考えによっても
変わりますので何とも言えませんが、
痛みの感じ方などは個体差もあるため
術後の様子を見ながらの投与になる
場合も多いです。
*術後経過
手術当日は麻酔の影響もあり、
ボーっとした状態でうずくまって
いることがほとんどですが、翌日
にはしっかりとしています。
猫の場合は性格にもよりますが、
基本的に慣れない環境ではゲージの奥で
動かず丸まっている状態です。
(エシザベスカラーも装着してある
状態のため、固まってます。)
ですが、慣れない体でも翌日には
器用に立ち上がったりなどができる
状態になっている子がほとんどです。
全身状態が悪くなければ入院は
1~2泊程度です。
退院後は自宅で様子を見ながら
抗生物質などの投薬を行うだけです。
傷口はテープと腹帯(包帯)などでの
保護だけです
前足が1本の場合、少し難しくなる
とは思いますが果敢にチャレンジする
姿勢が見られるはずです。
ジャンプしたりするような場所では
床を滑りにくくするようにカーペット
などを敷いておいてあげるといいですね。
3本足になるということは、
その見た目も含め、可哀想という
イメージで見てしまいますよね。
それはできることなら4本足のまま
の方がいいですよね。
でも、猫に人のようなネガティブな
感情はありません。
与えられた状況を受け入れ、その体で
どう動くか、どう生きていくかしか
考えません。
まっすぐに前を見て生きていますから。
とっても強いのです。
だから大丈夫ですよ。
あの心配と不安が何だったのか・・
ってくらいフツーになりますから!
☆☆☆☆☆
皆さんは多分我が家の結論に
驚かれていると察します。
カルロの手術は11月17日
麻酔後、まず左前足の生検(後悔したくないので)をお願いしましたが、多分断脚になると思います。
どうか無事に再会出来ますように。
当日は朝10時に予約
午後手術で面会は夕方。
多分涙が止まらないんだろうな。
今日は大好きなベランダで日光浴。