今までのまとめみたいな感じ | 3匹のにゃんこと暮らしていたら妊娠して乳がん見つかりました

3匹のにゃんこと暮らしていたら妊娠して乳がん見つかりました

夫と、3匹の猫と暮らしています。
妊娠中に乳がんが判明。
日々のことを記録していきます。

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手術を前になんとなくまとめ

乳癌って、本当謎だらけの病気。
14人に1人は乳癌って言われてる時代なのに、その中身はバラバラで、年齢、場所、大きさ、種類、進行状況、進行速度、何を餌にしてるか、遺伝性のものか、他にもなんか色々あって、自分と全く同じパターンの人はいないと思った方がいい。
使うお薬も、治療スケジュールも正解がない。だからこそセカンドオピニオンを勧められます。
セカンドオピニオンは保険が効かないから実費。たった30分、医師のお話を聞くだけで私も2万円近く払いました。
私の場合妊娠中で、使えるお薬や、できる検査、手術可能な時期に制限があった為、2人の医師の答えが一致してた。ある意味ラッキーだったかも。
そうじゃない人は、もう自分で考えて答えを出すしかない。
どの方法が自分らしく生活しながらできるだけ長く生きられるのか。
究極の宿題でしょ。

私は妊娠してから左胸にあるしこりの存在に気づき、検査の結果、乳癌告知を受けました。
まず迫られた選択は、妊娠を継続するか、諦めるか。
私の癌さんは、女性ホルモンに強く反応するタイプで、妊娠中は特に進行が早まってしまうらしい。
そして、一番使いたいお薬(ハーセプチン)が妊娠中は使えない。
できない検査(骨シンチ、CT、MRIなど)もあるから、本来ならわかる転移がわからない場合もある。
そして何より、妊娠しながらの治療が始まったのは15年程前。と、いうことはその時に産まれた子は現在15歳。
今現在、副作用は確認されていないものの、これからどうなるかは正直わからない。
そもそも、我が子の成長をいつまで見られるの?
もしすぐにでも死んでしまったら?
夫一人に背負わせて大丈夫だろうか?

ぐるぐるぐるぐる

それでも自分勝手な私は、産むという決断をしました。
妊娠したからこそ、しこりに気付いた。
母になるからこそ、普段ならほっとくものをちゃんと検査して乳癌がわかった。
我が子がいるからこそ、生きなきゃ、頑張らなきゃって思えたし、これからもそうだろう。

その頃、切迫流産で入院もしていて、乳癌検査の為に退院したものの出血は続いていたから、事情を知るある人に
「産んでもきっと弱い子だ。まだ出血があるなんて普通じゃない。乳癌の治療をするなら子供は諦めた方がいい。」
なんて言われてて。
正直すごく不安になったんだけど、この子は私に乳癌を教える為、これからの生きる希望になる為に宿ってくれたんだ。だから絶対大丈夫!と都合の良い解釈をしました。
その結果、今日までお腹の中で頑張ってくれてる。本当にありがとう。

妊娠しながらの治療と決めた時点で、あとはもう与えられるものをこなしていくという感じ。
といってもまだ4回の抗ガン剤治療(AC療法)が終わっただけだけど。
でも治療が始まって3ヶ月の間、本当にこれで良いのだろうかって瞬間が何度あったことか。
その都度"乳癌 ブログ"で検索かけて、できる限り自分と近い病状の人と照らし合わせて、同じ薬を使ってたら一安心、違えばなんでだろ?!って不安になって、全部メモして主治医に聞いて。
その時はなんとなく納得して少しは安心して帰ってくるんだけど、またしばらく経つと、でもでも本当に大丈夫??って不安になる繰り返し。

私って弱ーーーーーーい!!

来週に控えた手術は、温存に決めました。
これも全摘か迷って、色々調べて、でもやっぱり正解がなくて、わかんなくなっちゃって、主治医と話して決めました。

手術が終わりじゃないから。むしろ始まりだから。
取り除くというより、癌さんのことをもっとよく知る為に手術をすると思ってくださいって。

確かにうまく付き合っていく為には、相手のことよく知らなきゃダメだけど、おっぱいえぐられるとかだいぶお高い情報料だ。
しかも検査の結果細胞が思った以上に広がっていたら全摘もありうるらしい。
温存で済んだとしても、どれぐらい形が崩れてしまうかは現段階ではわからないみたいだし。
あーあー。おっぱいの形、結構好きだったんだけどな。

まぁ、今更何言ったって仕方ないよね。それより術後の自分が、どんな気持ちになるか心配だ。
妊娠して、病気なってわかったことは、その人の気持ちなんて、やっぱりその人にしかわかんないんだよね。
同じような経験してたって、100%じゃない。
おっぱい取る前の今の私と、直前の私と、直後の私と、取ってから1ヶ月後の私でもきっと全然違うもんね。

弱っちー私は、励ましてもらったり、応援してもらった時とってもとっても嬉しい反面、でも結局、私の気持ちなんてわかんないでしょ?って卑屈になっちゃった時がある。
でもこれからは、わからなくても知ろうと歩み寄ってもらうことに感謝できる人になりたいな。
そして、もし苦しんでる人がいたら、その人の気持ち知ることを諦めない自分でいたい。

術後の検査結果で、今後の治療スケジュールが決まる!
やっとスタートラインに立つような気分だ。
怖いけど、頑張ろ。
大したことなかった!あっという間だった!って早く言いたいーーー。

なんかちょっと振り返りたかっただけなんだけど長くなっちゃった。
もしここまで読んでくれた方がいたらありがとうございます(°∀°)