こんばんは、ルルです。
今週は観劇追い込みウィークなので連日大劇場に出勤出向いて
おります。でも今日で、初日に作った宝塚までの1ヶ月定期が切れちゃって、夢の時間の終わりを実感しつつあります。
来週の今日はもうエリックに会えないと思うと、今からロスに陥りそう…
1回1回を大切に観なければ
お席のまとめ
10回目 12月1日(土)マチネ 2階B席13列上手より
11回目 12月1日(土)ソワレ 2階B席16列上手より 阪急貸切
12回目 12月3日(月)13時 2階B席15列下手より
13回目 12月4日(火)ソワレ 1階S席15列サブセン ローチケ貸切
14回目 12月6日(木)マチネ 2階S席3列下手側サブセン
16回目 12月7日(金)13時 1階A席29列下手より
17回目 12月8日(土)ソワレ 1階A席24列上手より VISA貸切
さて今日は、このお芝居の中でも特に印象深い森の場面(第2幕第5場A~D)について書いてみたいと思います。
第4場で真っ赤な怒りの?衣装と死の仮面をつけたエリックが
カルロッタを殺害します。
今回の『ファントム』では、エリックの明確な意志で殺したのはカルロッタだけですが、先日映像で拝見した版では、ジョセフ・ブケーも出会うなりあっさりと?殺害していて、その冷酷さにびっくりしました
その後、森のセット(と言うのでしょうか…?)が従者たちによって運ばれてきて、上手の影でエリック生着替え(言い方)が行われた後、クリスティーヌの寝室を訪れたエリックが、自分の領地で
ある森へ彼女を案内します。
「僕の…領地をね」とちょっとおどけたような、自慢しているかの
ような言い方で誘うのですが、初見では冗談めかして言っているのかな?と思っていたら、プログラムに「オペラ座の地下―ファントムの領地」ってちゃんと公認?されていました
ということは、クリスティーヌにエリックにとって一番ステキな場所である森を純粋に見せたかったのでしょうね。
なんだかいじらしくて泣けます実際ちょっと興奮気味にクリスティーヌにブレイクの詩を紹介したり、歌ってほしいと願ったりしてい
ますものね。
ただ、この場面がカルロッタ殺害の直後だとすると(時間軸がはっきりと分からないのでなんとも言えませんが)、やはり常人では
ないというか…でもエリックとしてはクリスティーヌに酷いことを
したカルロッタを消すことでスッキリしたので、心置きなくデートに誘うことができたのでしょうかね…?
この辺りに怪人ぶりというか、人格の歪みが表れているのかもしれません。
そしてクリスティーヌにお顔を見せて欲しいと懇願され、最初は頑なに拒むエリックですが、「My True Love」の愛の言葉に心を動かされ、ついに仮面を外します。
この後の展開は皆様ご存じの通りですが…
ルルさん、クリスティーヌには厳しいですよ
「My True Love」の歌詞に「決して恐れないで真実から」とある
んですけど、
その言葉をまんまクリスティーヌにお返ししたいですね
自分が受け止めきれない真実を当事者にカムアウトさせては
いけません。エリックから逃げた後に「お顔を見ても大丈夫だと思ったの。あの人は私を信じてくれたの」と言って反省してますけど、そんなの後の祭りなんじゃー!と毎回心の中で激しくツッコンで
おります
まぁ、ここでクリスティーヌがエリックを受け入れたらこの物語がただの平凡な
ハッピーエンドになっちゃうかもしれないので仕方ないんですが。
さて、クリスティーヌに拒絶されたエリックはうろたえて子どもの
ように泣いてしまう訳ですが、泣き出す前に上手側のお花のついた衝立?のグリーンの布を思わず掴みます。そしてその布が
思ったよりも簡単に外れてしまったことにエリックは一瞬驚くの
です。
その後、布を掴んだまま伏して慟哭するんですけど、その時に
背後の大きなグリーンの布と下手側の衝立の布が一気に落下して暗転します。
おそらく従者たちに指示して作らせたであろう、最もステキな場所であったはずの森がかくももろく崩れ去る儚いものであったとは…
エリックの嘆きにはその現実も含まれていたのではないかと感じるのです。
そしてウィリアム・ブレイクの詩「The Little Black Boy」から始まる
「My Mother Bore Me」の前奏が流れるのですが、この曲って
長調ですよね?
観劇し始めた頃は、こんなにもエリックが絶望している場面で、
なぜ明るい曲調なのかな?と疑問に思っていたのですが、何度も聴いているうちにこの曲はエリックが母の愛を歌うことで自分自身をエンカレッジしているものなのかな、と考えるようになりました。
なぜそう思ったのかというと…
先ほど、エリックが慟哭する際に、全部の布(=森)が落下して
しまうと書きましたけど、舞台中央のベラドーヴァの肖像画につけられたアイビーなどのグリーンだけは外れずにそのまま付いて
いるのです。つまり、エリックにとって母の無償の愛だけは何が
あっても不変であることを示しているのかな、と。
ただ、歌の途中からクリスティーヌへの独占欲みたいなものが
見えてくるので、その辺りはエリックの少年性というか心の歪みが表出して最後の大騒動につながっていくのですけどね…。
また長々と書いてしまいましたが、この場面は本当に深くて、
ついいろいろと思いを巡らせてしまいます。
今日(12/8)は翔ちゃんファンA嬢とご一緒だったので、観劇前に
フェリエでランチしました
のぞ様のバッジはゲット済みなので、今日は公演ランチをいただきました
自分で撮った写真がひどすぎたので(笑)、公式の美しいお写真を
お借りしております
・オードブル ポークのクレープロールとほうれん草のキッシュ サラダ添え
公演の舞台 フランスにちなんで、フランスでもよく食されるクレープ生地にポークと野菜、ハニーマスタードをロールにし、フランスの伝統料理 ほうれん草の
キッシュとサラダを添えました。
・メイン料理 有頭海老とえびす鯛のブイヤベース風
有頭海老とえびす鯛を使い、フランスで有名なブイヤベース風のスープ仕立てのお料理に仕上げました。オリーブオイル、イタリアンパセリを添えています。
・パン または ライス
・デザート オペラ
公演にちなんで「オペラ座」に由来してつくられたとされる、オペラをご用意
しました。
・お飲み物 コーヒー または 紅茶
ブイヤベース風のメインが美味しかったです