化学物質過敏症 (274) シンナー中毒  | 神戸エサレン Healing space La Ola 靑い草原 

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化学物質過敏症 心の情景 

すでに朝日が昇り、街灯が消えた先日の朝。

 

いつもの舞子浜ウォーキングの帰り道、

交通量の多い道路の真ん中に何か黒い物体が見えました。

 

その物体に近づいた車はゆっくりと停車し、ドライバーが降ります。

その時に初めて私はそれが少年だとわかりました。

ドライバーに何か言われた少年は、逃げるようにフラフラと2、3ぽ歩き

またじっとしています。

ドライバーはイライラしながら車に乗って去って行きました。

 

追い越すときに少年の顔を見ると目をつぶっていて、眠りながら立っているようでした。

私は声をかけるのが怖くて、しばらく様子を見ていました。

『家まで送ってあげようか・・・』と迷ったのですが

知らないふりをしてしまい、家に帰ってから後悔しました。

 

実は何年か前にも同じようなことがありました。

夏の朝、若者が道路で寝ているのです。

とても怖かったのですが、思いきって声をかけると、起き上がって歩いて行きました。

 

その時は酔っ払いだと思ったのですが

今回の少年を見て、もしかしたらシンナー中毒なのかも。。。と気が付いたのです。

 

シンナーを吸うための塗料用のラッカー・シンナーや接着剤のボンドは

子供達でも簡単に手に入れることが出来ます。

最近はシンナーよりも純度の高いトルエンの乱用が急増しているそうです。

 

シンナーを吸うととても気持ちが良く、効果が無くなるとものすごくしんどい。

だからまた吸いたくなってしまう。。。。

もちろん身体にとても有害。脳や歯や骨は溶けてぐちゃぐちゃ。心身の破滅へと繋がります。

 

私のような化学物質過敏症発症者は

ペンキの缶がそこに置いているだけで反応し呼吸困難になります。

 

この世から有機溶剤の塗料用のラッカー・シンナーや接着剤のボンドなどが無くなれば

シックハウス症候群も、シンナー中毒も無くなるのではないかな。

 

それにしても、彼らがシンナーを吸う理由はなんだろう。

一体どんな悲しいことがあったというのだろう。。。

 

今でもあの少年のことが気になっていて、また朝に会わないだろうかと思っています。


スライム

 

 

今朝の舞子浜ウォーキング 187/365。

 

 

 

海開きの準備でゴミ掃除。

 

 

掃除をしても、どんどん打ち上がるプラスチックゴミの山。

 

 

早く涼しくならないかなあ。。。まだまだ先だなあ。。。

 

 

 

それではみなさま、今日も素敵な一日をお過ごしくださいね。。。!