「化学物質過敏症の原因と対策」
著者:藤田 良美
出版社 : 緑風出版
著者の藤田良美さんはシックハウス症候群、化学物質過敏症
電磁波過敏症を発症されている画家でおられます。
使えなくなった画材もあるそうです。
アレルギー疾患や化学物質過敏症の人が使える
オーガニック食品を取り扱うお店も開業されています。
もし移住やリフォーム、
または一時的に安全な場所へ避難したい、と考えておられるのなら
この本が参考になると思います。
本の一部をご紹介致します。
シックハウス症候群になる3つの原因
ビニールクロス
合板フローリング
集成材
身体に良い建材
漆喰や珪藻土
無垢材
接着はセラミックの粉
クレイ
天竜ヒノキ
移転するならこんな住宅を
安価なリフォームを長年していない
2003年以降のホルムアルデヒト濃度を出さない施工
古い建物だから安心とは限らない
移転しないほうが良い場所
自然が多い山、海、疎開地は下記のものが多いので注意する
↓
廃業ゴミ処理場
メガソーラー
変圧器
風力発電所
携帯電話の基地局
田んぼや畑は農薬や化学肥料を使用し、農薬散布をする
集合住宅
新築の新しい家
Wi-Fi
スマートメーター
エコキュート
携帯電話のアンテナ
変電所
オール電化の家
ソーラーパネル
化学物質過敏症を発症すると、空気の吸える土地へ移住したいと誰もが望みます。
軽症ですが私もシックハウス症候群と電磁波過敏症も併発していますので
それらに対応できる条件を満たす土地や家を探すことは、至難の業で
心身ともに大変なことだろうと思います。
かといって自らの五感で確認することが大事ですので
誰かに代わって探してもらうことも出来ません。
本を読むと藤田良美さんもご苦労されたことを伺えます。
けれども入居者の少ないリゾートマンションで過ごすようになってから
湖や月や鳥たちが癒してくれて体調が良くなった、とおっしゃっています。
そして「愚痴を言っても解決はしないため自分が移動するしかありません」
とも書かれています。
本当にその通りだなあ、と思います。
けれども、私には移住やリフォームにかけられるお金は持っていません。
車も持っていませんし、意識を失う時もあるので運転は危険です。
仕事も出来なくなりました。
食べることで精一杯、現実はそのような方のほうが多いのではないでしょうか。
今朝の舞子浜ウォーキング 78/365。
昨日より気温が下がりましたが歩いていると汗が出ます。