化学物質過敏症 (172) 車内の恐怖と神戸の市バス | 神戸エサレン Healing space La Ola 靑い草原 

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化学物質過敏症 心の情景 

パートナーの俊昭さんが

左目の黄斑円孔+白内障の手術をしてから1カ月半を過ぎました。

黄斑円孔の手術はとても複雑で、高度な技術が必要な手術だったんだなあ、と

改めて思っています。

 

経過は順調ですが、視力が落ち着くまでは新しい眼鏡を作ることができず

裸眼生活が続いています。

まだ手元足元などが良く見えず、散歩中につまずいたりしています。

 

昨日は右目の白内障の日帰り手術を受けに行ったのですが

「あなたの方が心配だから、お迎えはいいよ」という彼の言葉を振り切って

病院まで迎えに行きました。

 

JRの電車や神戸ポートライナーは

それほど混みあっていないのにも関わらず

それはもうすごい臭いで、こらえて辛抱して

精神力でもって乗り切りました。

 

臭いがべっとりついている座席には座れないので

足に力が入らず頭もボっとして倒れそうなのですが

いつものように立ちっぱなしです。

 

帰りの車内では合成洗濯洗剤、柔軟剤の他に

ハンドクリームの臭いがとても強かったです。

 

お仕事のお帰りに手にハンドクリームを塗る女性。

本当にお仕事、お疲れさまでした、という気持ちになります。

手に塗ったハンドクリームは、体温で香りが放出され

きっとお疲れも少しは飛んでいくのだなあ、と思います。

 

でも目の前でそれをされると、私は吐き気をもよおし

もう逃げるしかないのです。ごめんなさい。

 

さて、いつもなら、駅から歩いて帰るのですが昨日はバスに乗りました。

垂水駅から舞子駅へ行くバスは超満員。

神戸独特の急な坂を登ります。すると急停車。

後ろに立っておられた女性がお尻からこけたので

腕をかかえて引っ張り上げました。

 

神戸の坂道を走るバスはお年寄りにはとても危険です。

生前の母もよく席を譲って頂いて助けて頂きました。

本当に有難かったです。

 

私も歳を重ねたら、いつか電車やバスに乗れなくなる日が来るだろうとは

覚悟はしていましたが

化学物質過敏症が原因で乗ることが出来なくなるとは

本当に想像もしていなくて困っています。