桜が満開を超えて
川面も芝生も花びらに染まり
夕暮れの空は桜貝のよう

脳の芯に作用する何かがある

生々しさが
人をおかしくする

夢を見せるし
幻惑するし
冷たい風を吹き込もうとする

酔ったみたいに
脳の芯がつんとして
私の目は別の世界を重ねて映す


hawkcrowerのライブに行った
去年の11月かな?
初めて聴いて
私はすっかりもっていかれた

それぞれのソロも好きだけど
やっぱりhawkcrowerとなったとき
空がひらけ
力強い翼の空を切る音が聴こえ
強い風やみたことのない色の光や凝縮や拡散や
とんでもない世界へもってかれる

私は
旅をする
身体をここへおいたまま
とんでもない世界へ旅をする

何かがマヒしたみたいに
私はここにいて
ここにいない
ぼぉっと気体みたいに
なってるのかもしれない

帰り道
戻ってきてまだ落ち着かないまま歩いてた
電車に乗って
駅に着いて
自転車に乗った

湿度のある春の空気が甘やかで
遠回りをして公園を走り抜ける

満開を超えた桜の樹の下を
走り抜ける

したたるような
濃厚な
神隠しにあいそうな
満開を超えた桜の樹

そして気づいた
hawkcrowerが浮き彫りにしたものが見えてくる

私のいま聴きたい音楽は
違うところにある
私のいま聴きたい音楽は
別の部屋にある

断片が聴こえて
胸を衝かれる

満開を超えた桜の樹は
風に吹かれて
見えない闇に匂いを放ってる
久しぶりに猫を抱いた

最初は警戒して耳が平になってたけど
すぐに
ぐーるぐるぐるぐーるぐるぐる
喉をならしてた

猫はいいなぁ
かわいいなぁ

もうひとつの猫は小顔で
ツンとおすましな感じ
それでも指を出したら鼻挨拶
表のひだまりで出会ったら
ごろんして撫でてって言ってきた

ものすごく賢そうで
何も考えてなさそうで
気まぐれで
甘えん坊で
ふにゃふにゃしてて
たまに落っこちたりして

どれだけいっしょにいても平気な感じ
好きなときだけ近寄って
きままに遊んで
眠ってる

たまに
すごく心配しくれる

割と
迷惑そうな顔をする

拗ねてるときも
たまらない


ついさっき
ある猫さんが向こうっかわにいったと知った

会ったことないし
話したことない猫さんだけど
やっぱりすごく
哀しい
そしてありがとうって思う

お別れは
苦手

だけど必ず
くるんだものね。。

出会って別れて
また出会って
出会って出会って
別れて

最後は私から
別れるんだ

だからいまは
私から出会っていよう

たまにぎゅっとはぐしたりして
出会っていよう
本日
夏に向けての練習2日目終了
懸念事項以前に
うっとうしい鈍い物体あり
無視するしかないかね

という感じで
練習自体はいまのところそこそこ順調なのでは
あとでちゃんと描いておこう

先週はおいしい楽しいビールを飲めたけど
今週は寒いし急いで吉祥寺に行ってキーボードを買って
井の頭公園に寄る力もなく
帰宅

空には十六夜の月

同じ月を眺め
桜を見上げ
ている

同じ場所で
同じ景色を
見ている

私は考えることを
考えて動くことを
考えて動いて考えることを
伝えながら
きっと走る

つまづく

またあの日みたいに
転ぶ

ひとりで起き上がった

笑っていた

私は守るものを心の中に棲まわせてしまったので
怖いものが
逆に消えていく

守る