ガンダム、水星の魔女。
は中盤からの展開に釘付け。
勉強量は落とせないので、夕飯を食べながら、勉強の合間の休憩時間などを利用してどんどん見ました。
前半はそこまでぶっ通しで続きを見たい感じではなかったのですが、十二話くらいから見どころが続きます。
そして、ついに最終話まで見終わりました。
娘の感想。
「葬送のフリーレンより面白かった」
そうなると思いますよ。
フリーレンの世界観も素晴らしいのですが、淡々としたキャラクターが淡々と話を進めていく物語。
ガンダムの方が登場人物のキャラが立っています。
目を離せない展開、人間模様。
存在感の薄い地味な脇役だと思っていた連中が、どんどんいい味を出して、重要な役割を担ってきます。
感情的になりがちな未熟な少年少女、政治やビジネスに囚われた大人。
一度見ただけでは分かりづらい複雑さもありますが、心理描写だけをとってみてもより高度な物語です。
そうやって思い入れを持ったキャラクターがどういう命運をたどるかわからない、ハラハラする展開が視聴者を惹きつける魅力であり、ガンダムの人気の根強さを支えていると思います。
セリフについてもちょいちょいコメントしながら見ていました。
『・・愚かな息子よ・・・。』
「愚息だね。愚かな息子と書いて愚息。」
『・・・オーバーライドされました』
「意味わかる?」
「わかんない」
「プログラムの命令が上書きされたってこと」
私はほぼ2周しましたが、もう1回見ようかな。
じっくり堪能できる、深みのあるアニメだと思います。そこはやはりガンダムですねえ。
言葉足らずな場面や、政治・ビジネスの交渉の勘所など、補足説明してあげないと理解しづらいところもあると思いますが、
複雑な物語を捉える練習には、良い素材ではないかと思います。