なんと、ほとんど同じですね。
SAPIX生の19.8%が2/1校に合格している。
この傾向は、23年も24年も変わっていません。
# 2/1以外の受験日を持つ難関校を入れると違う数字になると思いますが、ここでは検討しません。
ということは、下位層のみならず、上位・中堅層からも人数が減っていることになります。
α上位層は積極的にSAPIXを辞めるメリットはあまりなさそうに思いますが・・・、
アルファベット上位〜ボリュームゾーンあたりの確保、成績向上が難関校の実績の生命線ですね。
というのも、80%偏差値での合格者は全合格者の30-50%程度しか占めないからです。
正確な数字を算出したわけではないですが、SAPIXが出しているデータを見れば分かります。
学校名と時期は伏せますが、とある学校の合格者・不合格者の分布はこのようになります。
水色の縦のラインが80%の受験者が合格した偏差値、黄色が50%、赤の縦ラインが20%です。
合格者の人数は、青い折れ線グラフの下側の面積(グラフの位置が人数、その合計)で表せます。
80%偏差値以上で合格をとっているのは合格者の30%弱でしょうか。
50-80%偏差値の人が35-40%前後、50%未満の合格可能性からも3割近い人が合格していると思われます。
もちろん、合格確度は下がるので、不合格者も多数出ていますけど・・・、低い合格率の偏差値帯からも合格を勝ち取っている子が多数います。
*学校、年度が異なると、多少、割合は異なりますが、80%偏差値帯から半分を超える合格者が出ているような学校の方が少ないように思いました。
SAPIXの先生がよく言っているのは、
「まずは50%偏差値を目指してください。80%偏差値ないからと言って諦めないでください!」
ということ。
データが示しているのは、50%偏差値の人たちがみんなおそれをなして難関校を受験しなくなったら・・
SAPIXからの合格者は半減以下になるということです。
ボリュームゾーンからアルファベット上位、ギリファあたりの生徒が大幅に減ってしまうと・・・、その可能性は高まってしまいますね。
経営目線で考えたら、超優秀層がいれば大丈夫なんて言ってられないと思います。
20%偏差値帯から10人のチャレンジャーが現れたら、2人は受かるわけですから。
# 成約率5割の営業が、1シーズンに100件営業したら50本の契約が取れることになります。
一方、成約率2割の非効率的な営業でも、1シーズンに400件営業を仕掛けたら、成約件数は80件です。
営業成績とは、高確度な案件だけでなく、低確度な案件も含めて成り立ち、会社の業績の多くはそのような構造だと思います。
この後も書きたいことがあったのですが、
何が言いたいのかよくわからない内容で引っ張りそうだったのでここで終わります。