SAPIX、データサイエンスの授業で代々木に行きました。
グラフの読み取りなど、勉強になったということで資料も良かったです。
さて、その足で少し気になっていた明治神宮で開催されている正倉院の展示へ。
本物が来てる!と思ったのですが・・模造品です。
そもそも、正倉院の宝物は状態が悪いものも多かったらしく、明治天皇が行幸した時に毀損した楽器類の修繕を命じたとのこと。
それが模造品が作られるようになった理由です。
したがって、制作年月日も明治から最近まで多岐にわたっています。
お目当ては、こちら。
螺鈿紫檀五絃琵琶(らでん/したんの/ごげんびわ)
螺鈿: 夜光貝などを装着する装飾法。ラクダとそれに乗っている人などに使われているのがそれです。
紫檀: 熱帯原産の黒っぽい木、いわゆるローズウッドです。ギターにも使われますね、ブラジリアンローズウッドとか。
五絃琵琶: 文字通り、5弦の琵琶。
こちらの模造品、実は2種類あります。
1つは明治時代に製作されたもので、色褪せのため、天板が深い茶色になっています。
もう1つは平成終盤に8年くらいかけて製作されたもので、明るい黄土色の天板です。
今回の展示では、1月後半までは最近作られた模造品が展示され、現在は明治時代に作られた模造品が展示されています。
両方同時に見られたら良かったですけど、年季の入ったものも貴重だから、よしとしましょう。
金銀鈿荘唐大刀
こちらも非常に精巧に作られていて美しかったです。
展示されている品々はそれほど多くないので、明治神宮、原宿に行く用事があるなら立ち寄っても良いと思います。
そして御朱印コレクションも追加。