大人の贅沢ランチ abysse | 2025 中学受験に向けて

2025 中学受験に向けて

2024年1月現在・小学5年生の娘の中学受験までの学習、活動などを綴っていきたいと思います。SAPIX には新2年生から通塾中。

鬼の居ぬ間の洗濯・・・

娘が不在の合間に大人だけしか入れないレストランでのランチを楽しんできました。
xx回目の結婚記念ということで、ちょっと贅沢してきました。



ミシュラン一つ星の abysse です。


目黒浩太郎シェフは、海に囲まれた日本の風土を生かす。

テーマは、自然界で繋がる“海と森”。里山の清らかな水が川となる。それが大地を潤し海に流れ循環する。

その摂理を料理で表す。一皿の中に海と山が混在し、水と土の食材が調和する。アビスでは肉を忘れ、深海の魚、森の食材を意識したい。



海産物と緑がテーマです。

繊細かつ複雑な味わい、海のミネラルやダシの旨みも感じられ、盛り付けはアートそのもの。

食器やテーブルクロスなど、レストランを構成するパーツにも妥協がない。

ペアリングで合わせるワインも料理のミネラル、旨みにマッチしたものが選ばれていて統一感が素晴らしい。


総じて最高の体験でした酔っ払いラブ


ランチのコース料理11品で13200円。

ですが、1品当たりの金額はどう見ても平均1200円で収まらないレベルだと思います・・滝汗不安





稚鮎 じゃがいも 姫竹

アップで撮ってるので大きく見えますが、実物は第二関節より先くらいの小ささです。


ケンサキイカ ブルーベリー 昆布

斬新な組み合わせでした。さらに驚きだったのが、シャンパーニュとのマリアージュ。

シャンパーニュはピノノワール(黒ぶどう)主体なので、果皮を潰さなくてもわずかながら黒ブドウのポリフェノール、アントシアニンが滲み出ます。

赤ワインになるとラズベリー、ストロベリー、ブルーベリーなどのアロマになるのですが、そのニュアンスをブルーベリーソースに合わせている。

かつ、熟成したシャンパーニュの旨み、ミネラル感が昆布の旨みとかイカにもピッタリ。

こういう発想があるんだなあと、驚きのマリアージュでした。



鯵 アーティチョーク 生胡椒

ワインはチリ、カサブランカ・ヴァレーのソーヴィニヨン・ブラン。

新樽ちょっと使ってるような感じ。検索したがドンピシャの情報なし。

新世界ソーヴィニヨンブランのパッションフルーツ香 + 樽香は青背の魚には相性が良い。

青臭い生臭さを消しつつも、魚とワインの爽やかさが引き立つ。


雲丹 牡丹雲丹 新玉ねぎ ズッキーニ

ワインはイタリアのオレンジワイン。フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州だと思うが、品種は聞いたことないな。

ウニ美味しかったー。。



ドイツ、ザールのリースリング。作り手はカンツハイム。ここで出てくるとは。

残糖が違います。

左はよりドライ、右は残糖が多くて甘さも感じられる。

共通しているのは、シトラス(レモン、グレープフルーツ)、ハチミツ(アカシア)、白い花、ペトロール(石油香)、ちょっとゴムっぽい香り。


岩牡蠣 黒もずく オクラ

さまざまな海の緑が使われていました。10種類くらい。

とにかく、ミネラルと旨みです。その繊細さを活かすワインのペアリング。


太刀魚 インゲン

新鮮な太刀魚なので炙りでぷりぷり。骨も綺麗に取り除かれ。

お酒は日本酒、米品種はヒノヒカリ、シークワーサー(ヒラミレモン)をもろみに使用。瓶内二次発酵。



真蛸 トウモロコシ



合わせたワインはドイツ、デンホフのブラウブルグンダー (ピノグリのドイツ名での呼び名)。
こちらも酸味、ミネラリティが高い、シトラスフレーバーの高いワイン。

カンツハイムにデンホフ、いいワイン選んでますね・・!


キジハタ 青スジ海苔 アオサ 

モチモチの白身魚、パリッと焼いた皮。注がれるソースの旨み。


白ワインはフランス ロワール アンジューのシュナンブラン
赤ワインはドイツ バーデンのシュペートブルグンダー(ピノノワール)。
赤はおまけで出してくれたような感じがします。


メロン 酒粕 フロマージュブラン 木の芽

デザートです。上品すぎる・・😍

こんな美味しいデザート、1000-1500円くらいではまず見かけないなあ。


マンゴー ベルベーヌ バラ

メロンと合わせて2品で3000円と言われても違和感なし。


ラズベリー タルト

こちらは Anniversary Plate ということでご用意いただきました。




とにかく、どこにも手を抜いている気配がありません。


最後まで妥協なし。


といっても、レストランでの居心地に必要以上の緊張感があるわけでもない。


ほとんどが若いスタッフでしたが、程よく気さくな感じで、気疲れもしない。


調理場での仕事も、サービスも、粛々と進められていました。



料理、ワイン、サービス・・目の肥えた人を連れてきたとしても、絶対に間違いないお店だと思います。