あれは30年前……
ワタクシ18歳、青春真っ盛り
1982年 オリコン年間シングル売り上げランキング
1位 待つわ／あみん ・・・ 101.8万枚
2位 セーラー服と機関銃／薬師丸ひろ子 ・・・ 83.5万枚
3位 聖母たちのララバイ／岩崎宏美 ・・・ 78.5万枚
4位 心の色／中村雅俊 ・・・ 67.9万枚
5位 北酒場／細川たかし ・・・ 64.7万枚
6位 悪女／中島みゆき ・・・ 62.4万枚
7位 ハイティーン・ブギ／近藤真彦 ・・・ 60.6万枚
8位 チャコの海岸物語／サザンオールスターズ ・・・ 55.6万枚
9位 情熱・熱風・せれなーで／近藤真彦 ・・・ 55.5万枚
10位 ふられてBANZAI／近藤真彦 ・・・ 52.9万枚
ムード歌謡、フォークから脱皮し……
ニューミュージック、アイドル、演歌
バラエティーに富んだ時代
中村雅俊さんや、ランク外だけど、時任三郎さんのような役者さんも
音楽活動をしていた頃ですね。
さて20年前……
ワタクシ28歳、仕事よりも遊びの時代
1992年 オリコン年間シングル売り上げランキング
1位 君がいるだけで／米米CLUB ・・・ 276.2万枚
2位 悲しみは雪のように／浜田省吾 ・・・ 170.2万枚
3位 BLOWIN'／B'z ・・・ 168.0万枚
4位 それが大事／大事MANブラザーズバンド ・・・ 155.7万枚
5位 涙のキッス／サザンオールスターズ ・・・ 152.2万枚
6位 ガラガラヘビがやってくる／とんねるず ・・・ 140.8万枚
7位 もう恋なんてしない／槇原敬之 ・・・ 138.6万枚
8位 if／CHAGE＆ASKA ・・・ 108.3万枚
9位 PIECE OF MY WISH／今井美樹 ・・・ 108.1万枚
10位 浅い眠り／中島みゆき ・・・ 101.9万枚
ワタクシ、思うに……
90年代のJ-POPは日本の音楽事情を語る上では最強だったと思います
サザンやチャゲアスが火をつけてくれたバンドブームが旋風を巻き起こし、
その火付け役を脅かすように、ドリカムやB'zなどの台頭、
スピッツ、GLAY、ミスチル、DEENやWANDSなどの活躍も目立ちましたよね
TMネットワークのメンバー、そしてプロデューサーという二束のわらじを履く、
小室哲哉さんの全盛期もこの頃……
渡辺美里さんのプロデュースを皮切りに、
1996年には安室さん、華原さん、globe、Do As Infinity、trf、
これらの楽曲がチャートの上位5位までを独占したりして……
また故岡田由希子さん、小泉今日子、中山美穂といったアイドルにも楽曲を提供、
浜崎あゆみ、SMAP……
海外でもバック・ストリート・ボーイズなどの作品も手がけたりしておりました
人々が音楽に興味を持ち、個々のお小遣いをかけていた時代です
ま、CDの売り上げ枚数を見れば一目瞭然ですよね
そして売れるもんだからレコード会社もこぞって新しいブランド、
いわゆる『レーベル』を立ち上げる……
今も現存するエイベックスがその際たるものとなるのです。
所属アーティストもハンパなく多く、ジャンルは異なりますが、
東のエイベックス、西のヨシモトといっても過言ではないくらい
そして10年前……
ワタクシ38歳、そろそろ安息を求め出す世代……
2002年 オリコン年間シングル売り上げランキング
1位 『H』／浜崎あゆみ ・・・ 100.0万枚
2位 traveling／宇多田ヒカル ・・・ 85.6万枚
3位 ワダツミの木／元ちとせ ・・・ 83.9万枚
4位 Life goes on／Dragon Ash ・・・ 80.4万枚
5位 Way of Difference／GLAY ・・・ 73.0万枚
6位 SAKURAドロップス／宇多田ヒカル ・・・ 68.6万枚
7位 大きな古時計／平井堅 ・・・ 66.7万枚
8位 愛のうた／ストロベリー・フラワー ・・・ 63.2万枚
9位 Voyage／浜崎あゆみ ・・・ 62.8万枚
10位 光／宇多田ヒカル ・・・ 59.8万枚
バンドブームも下火になり、
そこで力をつけたものが音楽業界に残ったり、
本当に実力のあるアーティストがその力を存分に発揮できる時代となりました。
ただ、ネットの普及によって、テレビという媒体の力が弱まったことも事実。
音楽番組が減ったこともありますが、
以前はヒットする要素となったCMやドラマの主題歌も、
若者のテレビ離れから、そんなにブレークすることもなくなりましたよね
それでもまだ、聴きたい
または聴いてみたい
そんな音楽がまだたくさんあったような……
そして憂う現在……
ワタクシ48歳、ボヤきたい今日この頃……（苦笑）
2012年 オリコン年間シングル売り上げランキング
1位 真夏のSounds Good !／AKB48・・・182.0万枚
2位 GIVE ME FIVE !／AKB48・・・143.6万枚
3位 ギンガムチェック／AKB48・・・130.3万枚
4位 UZA／AKB48・・・121.5万枚
5位 永遠プレッシャー／AKB48・・・107.3万枚
6位 ワイルド アット ハート／嵐・・・64.9万枚
7位 Face Down／嵐・・・61.9万枚
8位 片想いFinally／SKE48・・・59.2万枚
9位 キスだって左利き／SKE48・・・58.7万枚
10位 アイシテラブル！／SKE48・・・58.1万枚
なんじゃこりゃぁ～
もうね……
ハッキリ言わせて貰います
学校の音楽会かっ
もっと言うなら……
クラス対抗歌唱大会かっ
笑うしかない、この現状……
ファンの方には申しワケないケド、
芸術であり文化である音楽を使って、一体何してるん
ってカンジ1～5位のCDの売り上げはそこそこだけど、
これは『握手券』や何かしらの特典を狙っての個人による複数購入だと思われ、
それ以下の売り上げもアーティストごとにまとまっていて、
おそらくファンだけの購入によると思います。
決してファン以外の方が『これ、聴いてみたい
』なんて思って購入しているわけでもないでしょう。
決まった人が決まったアーティストだけにお金を注ぐ……。
音楽を愛する人にとっちゃ、これほど悲しいことはありません
でも、これらのアーティストや、それを支持するファンの方々が悪いわけでもなく……
それ以外のアーティストのふがいなさもあるようですね。
ネット配信だとか、その環境とかも影響しているわけだしね。
この現状を『八方ふさがり』……このコトバで形容するしかないのか
非常に残念です
『日本レコード大賞』
もう、レコードというソフトもないこの状況を含め……
また、日本ゴールドディスク大賞ともカブるし……
その存続を一度考えてみればよいと思います。
歴史のあるイベントがつまらなくなっていくのを観るのは辛いです。
昨年暮れの第54回レコード大賞発表前に、
作曲家であり、この審査の制定委員長である、
服部克久さんはこう言いました。
「これが日本の音楽業界の現状です。 楽しんでいただけましたでしょうか」と。
はげどう
（激しく同意）非常に意味深な発言であるといわれているのですが、
おそらくは今日のこのブログの内容のようなことを言いたかったのではないかと、
いや、そうであって欲しいと思わざるを得ないのであります。
この伝統のある場所と、このタイミングで警鐘を鳴らさなければならないと、
彼はそう思ったのではないのでしょうか。
ただ、『音楽業界』という限られた視野からではなくではなく、
『音楽文化』というグローバルな視点から言ってほしかったような気もしますが……。
純粋に……
いろんな人々が、
いろんな音楽やアーティストに触れてほしい……
結局、今日の『かたログ』はそれだけを言ってみたかったような……
グチってみたかっただけのような気もします。
長々とお付き合いくださり、ありがとうございます
あっ
かたルです
みなさん、ごきげんいかがでしょうか
週末を楽しんでいますか
ワタクシはここんトコ、なんだかモヤモヤしておりまして……
一昨日のAKBの峯岸みなみさんの坊主頭＆謝罪動画をYOUTUBEで観て
怒りというか、モヤモヤも最高潮でんがな
いったいメディアは何を伝えたいんだろうか
もっと伝えるべきことがあるのではないのか
などと思っておりました。
フツー……
学校のクラスで風紀違反を犯した女子生徒を、わざわざさらしモンにするかい
要はそういうコト
そっとしておいてあげればいいやんっ
秋元学園のAKBクラスの48人のことなんて正直、あまり知りたくない。
恋愛禁止なんていうくだらない校則に縛られてて、
AKBクラスも、SKEもNMBもその生徒さんたちは実際、楽しんでいるのだろうか
それぞれ、所属事務所も違うことだし、
そんなクラスを離れて、もっと自由に音楽を、ダンスを楽しませてあげたい、
人の親ではございませんが、ひとことそう付け加えたいと思います
あ～ スッとしたぁ～
まあ、異論反論ございましょうが……
どうか本日はご勘弁を……
コレで気持ちよく出勤できるなぁ～
なんて思ったりなんかしてます
さて、今日の一曲でございますが……
MONKEY MAJIKの楽曲の中で、一番大好きな曲
『夢の世界』を今日はチョイスしてみました
今の華やかさとはまた違う華やかさが、昔の音楽業界にはあった。
あらゆる音楽を唄った、演奏した。
そして数多く輩出されるステキなスターに憧れた
そこはまさに夢の世界だった。
『将来何になりたいか
』将来を託された子供たちにアンケートを採ると、
『歌手』、『芸能人』、『アーティスト』……
必ずそんなコトバが上位に入っていた。
今はどうだろう
もう誰の夢の世界ではなくなったのだろうか
もう一度願う……
『夢の世界』の復活と……
それが未来永劫、続いていくことを。
今日はここまで……
みなさん、引き続きステキな週末をお過ごしくださいませ
では、また……。